- 2014/9/28 ●メンバー yoshida・moco 他5名
- タイム 07:11 車止め発(標高330m)~08:00 440m出合い~08:57 540m 二股~09:14 630m 二股~10:36 毛鐘尻山頂上~13:33 車止め着
毛鐘尻山は雄武町市街から南西に約16kmに位置。東に本峰、西に無名の920m峰が連なる長い稜線を形成している。奥深い位置にあるせいだろう山麓からその姿を見るのは難しい。山容はいたって地味だが、一等三角点の山である。三角点マニアには登高欲がそそられる山でもある。
今回は札幌、旭川、名寄在住のヤブ山仲間との年に一度の交流登山としてこの山を目指してみた。 ルートはパンケオロピリカイ川北西面直登沢を使った。
前日は同川の河原で恒例の焚火を囲んで酒を酌み交わす。久しぶりの顔合わせに夜が更けるまで話が弾んだ。
翌朝、林道奥まで車を走らせるが雨裂で最奥までは入ることはできなかった。メンバーの一人S氏は10年前にこのルートを辿ったことがあるが、当時と様子が丸っきり変わったようだ。記憶の曖昧さもあるがあったはずの道路がヤブの中に消え、仕方なく440m二股出合から直接入渓する。沢は水量は少ないが沢床は岩盤上の滑がかなり上部まで続いている。滝らしい滝もなく長靴で十分遡行が可能。
630m二股は左股に進路をとり、 頂上へ短距離で導いてくれるルートである。 水がきれる標高700mあたりから徐々にヤブが覆いはじめとうとう太い太いネマガリ竹の洗礼を受ける。ヤブに強いOgino、Oiakwa両氏の奮闘でネマガリを突破すると、今度はハイマツ帯に突入。
ヤブ漕ぎ始めて約一時間、「このあたりだろう」・・・山頂近くに到達する。三角点探しを始めて間もなくハイマツが途切れたササの中から顔を覗かせてするのをみつけ、一同歓声を挙げる。残念ながら背丈を超すササに展望は利かないが、困難を乗り越えたメンバーには不満など何もない。
さて帰路はほぼ同じルートを辿る。困難さは同じだか、登りに比べると下りはやはり楽。ハイマツ、ネマガリと格闘しながら登りの沢に下り立った。