北見山岳会/KAC kitami alpine-club

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武利岳

■武利岳

■日時天候
2月27日(土)〜28日(日)

■メンバー
O智、K村

■コースタイム
1日目
スタート11:40
登山口13:40
テント場1180m地点14:10
就寝20:00

2日目
起床4:30
スタート6:00
1574m 8:10
武華稜線分岐9:00
武利岳ピーク12:50
武華稜線分岐16:50
テント場18:30〜20:40
駐車場22:30

 

■所感
Kさんから登山前日に週末どこかに行きませんかと言われ、雪山テント泊もしてみたい…の要望に答え武利岳に急遽決定!
自分の初登山が武利岳ということもあり、冬の武華山から武利岳の稜線歩きは一度行きたいと思っていた山行の一つでした。

前日の夕方に決定したので山中泊が初めてのKさんは準備が大変だったと思います。
いろいろな心配はありましたが…なんとかなるさ〜と思い出発(^-^)

 

1日目
3キロほどの林道歩きからスタート。

 

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2人ともスノーシューでの山行。
ラッセルが心配でしたがさほど深くなくホッとしました!Kさんはザックの重さにやられバテ気味…休み休みなんとか登山口に到着。

 

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稜線付近まで上がりたかったが時間、風、体力を考え30分程上がり初日は終了!

 

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Kさんは初テント泊を楽しんでいました!
自分は減量で禁酒中でしたが解禁!飲みすぎて夜中にもどしてしまうことに…。

 

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テン場は快適でしたが上の方からは強い風の音が…強風の予報だったのでビビりながら就寝。

 

 

2日目

 

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荷物をデポし6:00出発。
稜線までの登りは急登…昨日のお酒が効いていてツラい登りとなりました…途中視界が開けると東大雪、表大雪の景観に感動!一気に稜線へ!

 

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9:00稜線に到着。時間が気になっていたが気持ちは武利岳ピークへ。
ここでの判断が今回の失敗の原因となりました。
雪庇に気をつけながらピークを目指す。

 

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視界も良く気温は高かったが予報通りだんだんと強風に…。
途中アイゼンに履き替えピッケルを手に。
風のため稜線は危険な状態。ルートを慎重に選びながら先を進む。時間は気になっていたが引き返す判断は出来ず…。
12:50強風に煽られながらなんとかピークへ!

 

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感動もつかの間、写真を撮って早々に撤退…。
1時間ほど戻り小休止。ここで問題発生。
Kさんのスノーシューがないことに気づく…。
時間を考えスノーシューは諦め武華稜線を目指す。
登り返しでキッチリしぼられながらようやく最後の登りに。見上げると稜線まではとてつもなく高く絶望感が…日の入りも近く焦る…。
Kさんにスノーシューを貸して自分はツボ足で最後の登りに突入!
ズボズボと足を取られ体力と精神力が削れる。
16:50気力を尽くしてなんとか武華稜線へ。
辛うじて明るくほっと胸を撫で下す。

 

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日が落ちるまで少しでも距離を稼ごうと先を急ぐ。
すぐに日が暮れて真っ暗に。ヘッデン装着しテン場を目指す。途中ショートカットが上手く行き時間短縮に成功。
18:30テン場に到着。2人ともバテバテでしばしの休憩。
20:40テントを撤収し出発。暗い中3キロの林道歩きを終え22:30駐車場到着。


反省点も多くありましたがとても良い経験となりました。Kさんお付き合いありがとうございました😅越智

点名 栃木沢 712m ・点名 鹿山 627m

11/7土曜 晴れ
メンバー:T橋(K)、O島  
 
点名 栃木沢 712m(三等三角点)
ルクシ毛当別川林道C420 車止め 8:00→9:05山頂9:20→10:00車
 
点名 鹿山 627m(四等三角点)
当別川林道C420 11:15→南直登尾根経由→12:00山頂12:10→東の沢経由→12:35車
 
栃木沢は仁頃山から北東の稜線続きの山で、仁頃山に次いで標高が高い。
上仁頃から美里へ。北見に住んでて全く知らなかったが美里には「開拓資料館」と「美里洞窟」という北海道で最初に確認された鍾乳洞遺跡があるらしい。
美里洞窟の案内看板通りに林道を進み、洞窟は下山後に散策することにして、行けるところまで車で進む。林道はC410の二股の少し上まで。綺麗な林道だった。南東沢の左岸沿いの作業道を歩き、C620くらいからヤブ漕ぎ。大した苦労もなく横に広い山頂へ。三角点は桂子さんが発見。マニアしか来ないと思うが笹2箇所にピンテをつけて同じルートを下山。

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洞窟の看板通りに進む

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仁頃山が綺麗に見えた

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苔におおわれた三角点



美里洞窟は、30年前に1度行ったというK子さんが「期待しない方がいいよ」と言うので期待しなかったけど、そんな感じでした。

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もう1山行ける時間があったので、676m朝見山へ向かう。クトンニコロ川沿いの林道は作業が入っていて奥まで整備されていそうと期待するも、作業中が仇となり、鍵付きチェーンで進めずがっかり。
栃木沢と朝見山の間にもう1つ、三角点のある山が鹿山。
当別川の林道を草を倒しながら進む。地形図の林道終点まで入れる。この辺の林道はきれいだ。
登りは南の尾根を直登したが作業道なくフル藪。
下りは東に進み沢に降りると立派な作業道が林道まで続いていた。東の沢沿いが正解でした(記:O島)

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山頂は岩場でスッキリしていた

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能取岬 岩訓練

日時2020.09.06(8:00-15:00)
場所 能取海岸クラシックエリア
参加 O友、Mーク、K村
目的 アルパインクライミングシステム習得

残置のRCCリングボルトやハンガーボルトは無いものとして一切使わず、ジャミング、レイバック、ガストン等のクライミング技術を駆使し自分が登るラインを見極めながらバリエーションで登るシナリオ訓練に徹することとした。登りながら中間支点にハーケンを打ち、支点強度確認とセカンドが回収することを考慮したハーケン支点構築練習も実施した。

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大雪山 登山道整備

間宮岳〜中岳分岐登山道整備
2020年9月6日(日曜日)
天候 快晴〜曇り時々晴れ
メンバー T口、Y本、O関、T地、他1名
間宮岳の北側の登山道が2年前の大雨をきっかけに1.5メートルほどえぐられたらしく、山守隊の呼びかけで整備が行われた。当日は、旭岳ロープウェイから20人くらい、黒岳ロープウェイからは私達5人の参加でした。
50メートルほど下方に流された土砂を土嚢に入れ背負い上げ、ヤシのネット等を使い土留を作る作業を2時間行いました。たまには山に恩返し、良い汗かきました。
(記:T地)

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黒岳から現場へ向かう

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暑くも寒くもない、作業するには良い天気だった

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石垣が崩壊、登山道も深くえぐられている

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テンサーとヤシで土留めを作る

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流出した土砂を運搬、現場にある素材を使って施工する

 

オタツニタイオマップ川

2020年9月3日(木曜日) 天候 快晴
メンバー T橋、T地
車8時45分〜遡行折り返しC780 10時50分〜車13時20分


タツニタイオマップ川に沿っている林道を進む。しばらく行くと橋があり、そこから先は通行止めのため、そこに駐車する。
川幅は広くけっこう水量はあるが、去年見た時よりは少ないので適当なところから入渓する。倒木は少なく綺麗な沢だが、川底に大きな石のある川歩きなので、時々脚が水流で引っ張られる。

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明るくて綺麗な沢

C780まで滝は二箇所。ロープなしで登れるが、私は最初の滝はロープを出してもらう。体にかかる水が冷たく、手が痛い。C690の二股は右に進む。C780で水量も減り、倒木もあったので止める。二股まで戻って本流も少し遡行してみたが、水量多く、滝もなさそうな地形図なので止める。

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登った滝二箇所は、懸垂下降する。
下山は、林道に上がれそうな斜面を見つけたので、そこから林道へ戻る。
暑い日だったので楽しい水遊び…って感じでした。(記:T地)

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懸垂中

 

上川岳 1884m

2020.8.24(月) 晴れ 黒岳~凌雲岳~1973岩峰~上川岳

メンバー T地 T橋

6:45登山口~7:45黒岳~8:05石室~9:45凌雲岳~10:10コル~1973岩峰10:25~11:15上川岳

11:30上川岳出発~12:15 1973岩峰~13:50石室~14:10黒岳~15:55登山口

 

凌雲岳の先にあるギザギザ(1973m岩峰)は黒岳ロープウエイから見るとよく目立つ。その先にある上川岳に沢から一度は行きたいと思っていたが、T地さんの黒岳~凌雲岳から行こうという提案で尾根から目指す。

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黒岳から見る 凌雲岳~上川岳の稜線

天気は快晴。6:00頃層雲峡についたら寒い。フリースを着て6:20のゴンドラに乗る。リフトを降りる頃には暑くなってくる。黒岳石室のテント場から白水沢に下り、北鎮岳に向かって裾をまきながら沢を歩く。藪のほとんど切れているところを見つけ急斜面を登る。雪のない時期の凌雲岳は初めて。白水沢の脇はお花畑。ミヤマリンドウが一面に咲いている。熊の糞が何か所もあった。T地さんは初凌雲岳。

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凌雲岳 山頂

1973m岩峰に向かい広いコルまでガレ場をけっこう下る。コマクサが咲き残り、ナキウサギの声が聞こえた。1973m岩峰は近くで見てもどこを登るのか?と思うほど岩が切り立っている。白水側がルートと聞いていたので、慎重に登り下り、ハイ松を踏み台にしたり、岩の間をくぐったりする。

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凌雲岳を下る

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登れるように見えない・・・

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白水側から巻く

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岩とハイ松のミックス

岩峰を超えても上川岳まで岩と藪のミックスでサクサク歩けない。下を見ると白水沢沿いの水蒸気の噴き出ているのが見える。愛別岳、北鎮、桂月岳はいつもと違う角度から見ることができたので行った価値があった。帰りは来たルートを戻り、凌雲岳は登らずハイ松に当たらないよう右を巻いて登りのルートに合流した。この日はとにかく暑かった。(記:T橋)

 

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上川岳 山頂

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歩いてきた稜線と凌雲・北鎮

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黒岳