北見山岳会/KAC kitami alpine-club

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桂月岳 白水川 遡行

■日時・天候・メンバー
2020年8月23日(日)天候 晴れ
メンバー Y本、O関

■タイム
歩き出し(7:00)→発電所跡(9:00)→大滝(10:30)→源頭(13:00)→桂月岳(13:45)→黒岳(14:40)→リフト(15:20)
行動時間:8時間20分

■所感
当日はピーカンの沢びよりなので大雪の白水川を遡行した。大雪の沢は2回目で、前回は1130mの二股から上川岳に登っている。今回は源頭部まで遡行したのち、未踏の桂月岳を目指すことにした。

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崩壊した林道と川原を歩く

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発電所跡地、今日も元気に白煙上げてます

1350mの大滝までは川原歩きをして、大滝を右岸の支流から高巻く。大滝以降は巨岩帯が源頭部まで続いており、水を避けつつ登ることもできる。今日は天気が良いので水線から逃げずに岩で遊びながら遡行する。とはいえ水は冷たいので、体が冷えてきたら岩の上に寝転んで、岩の熱で体を温めた。岩はほどよく温められており、岩盤浴みたいで気持ち良かった。

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1350mの大滝、右岸の支流から高巻き

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大滝以降は視界が開ける

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岩盤浴

 

大雪の源頭は広々していて気持ちが良く、季節外れの花もいくつか咲いていた。大雪ならではの景色に感動しつつ、沢で身を清めて小綺麗にしてから登山道に合流した。

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源頭、石室手前の草地

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桂月岳

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桂月から黒岳北稜を観察

石室から桂月を見ると、ちょっとした丘のようではあるが眺望は良かった。帰りはゴンドラを使用、コロナ対策で乗客全員マスクをしているため、自分の沢臭を気にせずに乗ることができた。(^^)?? (記:O関)

旭岳(2290.9m)

旭岳〜裏旭〜中岳温泉
2020年8月21.22日
天候 21日 曇り  22日 快晴
メンバー Y本、T地
前回(7月30.31日)は、寝坊してしまい旭岳頂上からの日の出を見られなかったため、再度行く。21.22日両日ともに快晴の天気予報だったが、21日はずっと曇り。夕方になると急に気温が下がり、頭と手足が冷たい。夜中も寒くて目が覚める。朝は霜柱、雪渓の水も凍っていて枯れていた。4時10分から頂上へ向けて登り、日の出を見た。空気が澄んでいて、360度の展望。遠くは知床連山まで見えて感動!満足!帰りは中岳温泉に寄って裾合い平から姿見駅へ下山した。 (記:T地)

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リンドウ、秋も近い

 

ニセイカウシュッペ山 茅刈別第四支川 3の沢

■日時・天候・メンバー
2020年8月18日(火)天候 晴れ
メンバー O関単独

■タイム
登山口(7:00)→第四支川出合い(8:30)→3の沢(10:00)→1480m CS滝(12:00)→高巻き終了(13:30)→山頂(14:30)→下山(16:30)
行動時間:9時間30分

■所感
今回は登山口から第三支川を下降して第四支川へ入る。今回もアプローチに3時間を要した。ヌルヌルの沢を下降するのは大変だったので、やはり林道歩きの方が快適である。3の沢に入り、しばらく川原歩きをしたのち1200mよりゴルに入る。ゴルの中は小滝の連続で休む暇がない。水を避けることはできないので、全身ずぶ濡れで突破する。ミニ電気の沢みたいで楽しい(^^) 平凡な川原は僅かしかなった。

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3の沢 出合い

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明るいゴルジュ

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1400m 滑の二股

 

1480mのチョックストーン滝は直登できないので右岸から高巻く。以後は水も切れて源頭の雰囲気となる。1の沢、2の沢のような急登の滑はなく、ガレが山頂直下まで続いていた。急登区間は3の沢が一番やさしかった。

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1480m CS滝

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少し戻って右岸の泥壁から巻く

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急登ガレ

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源頭部 3の沢を振り返る


天気が良かったので、山頂で遡行の余韻に浸ってから下山した。茅刈別第3、第4支川の遡行が完了したので、次回は茅刈別本流に挑戦したい。(記:O関)

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風もなく山頂は快適だった

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大槍

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残雪もあと僅か

 

有明山 湧別川 遡行

2020年8月16日(日)曇り→晴れ
7:35出発地点→8:25入渓地点→12:40有明山山頂13:20→13:55天狗岳山頂14:15→16:10北大雪スキー場ロッジ
メンバー O関、O島、T谷
 
北大雪スキー場ロッジにクルマをデポし、国道333号の湧別川沿いの林道から歩き出す。朝は小雨が降っていたが、予報では晴れる予定。林道は一つ目の橋で路側帯が崩壊しており車の通行は不可能。

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林道崩壊

二つ目の橋の手前で林道を左に進むのだが、やぶが濃くて道が見つけづらかった。その後も湧別川沿いの林道は続いていたが、点線からはかなり藪に覆われていて歩くのがしんどいので、早々に湧別川へ入渓した。(730m)

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藪が濃くなったら入渓


湧別川は危ないところがなく、沢登り初心者に優しい川だった。最後は階段状の滑滝で源頭部となり、10分ほどのやぶ漕ぎで有明山の山頂に到着した。

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優しい小滝

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源頭部の滑滝

今回の山行は冬にスキーで湧別川を滑ることができるのか?その調査も兼ねていたが、大きな滝もないので滑降可能と思われた。しかし、大きな雪崩の跡があったので要注意である。

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有明山から天狗岳へ縦走

天気は晴れてきたがあまり展望は良くない。登山靴に履き替えて天狗岳へ縦走する。天狗岳山頂は展望よく絶景だった。ニセカウがやけにかっこよく見える。平山は平たく、アンギラスはギザギザだ。

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天狗岳から北大雪を一望する


下山は北大雪スキー場を利用する。リフト乗り場は木の床が傷んでいて危険なので近づかないようにしましょう。(記:T谷)

 

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三国山 中の川六の沢

8月13日(木) 曇り時々晴 O島、T橋

山と谷に乗っていたビックリマーク!の沢。O島さんが初めて行った沢。

三国山のトンネル手前に1台下山用に車をデポ。峠をおりた上勝北林道のゲート前からスタート。

昔は車が通れた林道を歩き、六の沢に下りる。小沢を進み、小滝を超えると滑っぽくなる。水は冷たい。

1200mの滝は左際を登る。1350mあたりで沢はあっさり終わり。

稜線へ向かう藪はかなり手ごわかった。

分水嶺の標柱は昨年できたもの。(記*T橋)

 

8:10ゲート歩き始め~8:25入渓~1300m10:30~稜線12:20~三国山山頂12:30 分水嶺12:30~登山口13:50

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ピリカベツ川 

2020年8月10日(山の日)晴れ

メンバー:M月、T橋、O島

車止めは清流橋より道道より二又の駐車スペースC130くらい

P7:45→12:20 C625大滝(休憩含む) 13:20→14:00藪→14:30登山道→15:40木下小屋→16:00P

下りは登山道の予定だったので木下小屋に車をデポしようと進んだが、車が多すぎて路駐がずっと下まで続いていたので、入渓地点に駐車した。
K子さん「こんなに多いの初めて。」さすが山の日で百名山です。
歩き出して1時間は何もなく、M君より「ブタの予感する~」と言われる。
数年前のN井君の報告通り、そのうち小滝が現れる。ぬめるとの報告だったのでフエルト靴にした私の感想は、そうでもない?知床にしてはぬめんないくらい?というのが感想。ラバーのM君はずるずる滑っていた。

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気温も水温も高かったので、じゃぶじゃぶ濡れながら登る。
大滝はなかなかの迫力。左岸のルンゼをまくことにしたが、これが不安定で土も石もぼろぼろで緊張した。念のため上部の安全地帯までロープを使って、沢に降りる際は懸垂下降した。
登山道に近づくため進路を左左に進んだ。大滝より上は水温が低かった。
下りの登山道はありがたい。今年は木下小屋はどうなんだろうと心配していたが、管理人さんの元気な顔が見れてうれしかった。(記:O島)

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大滝

 

芦別岳(旧道~新道)

2020年8月3日(月)晴れ 20℃(山頂も20℃)
旧道入口(鹿ゲート)5:15→7:00ユーフレ小屋分岐→8:30夫婦岩分岐→12:10山頂12:40→15:00新道入口(鹿ゲート)
メンバー T谷単独

麓から見える芦別はえらい雄大な山容でテンション上がる。
旧道は沢あり、がけありで変化に富んでいて面白い。
しかしこの日は朝からやけに暑くて汗が大量に吹き出しバテバテ。山頂まで行けるか不安になる。
稜線に出ると少し雲が出てきて涼しくなる。これなら行けそう。
稜線は見た目ほど険しくはないが、距離が長くて大変。しかし槍の穂先のような山頂がだんだん近づいてくる様は圧巻で、かなり魅力的なコースだと思った。
旧道上には熊の糞が10個以上落ちていてクマ牧場状態。5~10分おきに笛を吹きながら警戒して歩いた。そのかいあってか熊と遭遇しないで済んだ。
山頂に着くと360度の大絶景だった。草原に熊が見える。熊も立ち上がってこちらを見ている。やはりクマ牧場だ。
帰りは新道で下山。旧道と違って明るい雰囲気で安心感がある。(記:T谷)

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