北見山岳会/KAC kitami alpine-club

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北アルプス 常念岳 (2857m)~蝶が岳 (2664m)

●2011年10月10日~11日 ●メンバー Kei 他3名
 <10月10日>晴れ 8:50一の沢登山口(1250m)~10:50笠原沢出会い~12:40常念小屋2450m)~13:15小屋に荷物を置き空身で出発~14:00横通岳(2767m)14:20下山開始~14:50小屋着(泊) 
  朝から晴天、一の沢登山口から沢に沿って登る。きれいな沢で、勢い良く流れる水量や音もすごい。祝日最終日だからか、大勢の下山者とすれ違う。最初は緩やかな登りが続き、胸突き八丁の看板から急な登り、転げそうな細いトラバースから、樹林帯を抜
け登りきると常念小屋に出る。そこは目の前に槍ケ岳がど~んと目に飛び込む、すごい眺めだった。期待の紅葉はあまりないが、まっ青できれいな秋の空。暑いくらいだが、上はさすがに風が冷たい。
 昼過ぎに到着したので、常念とは逆の大天井岳方面へ行く途中の、横通岳へ空身で登って見た。ここは小屋の人もお勧めポイントで、槍~穂高北アルプス名峰が連なって見え、大天井~燕岳や遠く白馬方面まで見える。三角点だけの誰もいない頂上で、ものすごいパノラマに感激。
 小屋はきれいで水もあり、あまり混んでいなかったので、4人で個室だった。夜は(ほとんど)満月、穂高~槍の稜線がいつまでもテラスから見えてた。1泊夕食付き、8500円 部屋に電気もあって、トイレはバイオ。途中最終水場の湧き水があり、冷たくておいしい水だった。

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<10月11日>晴れ  6:00小屋出発~7:00常念岳7:20出~11:00蝶が岳11:30出~14:45三股登山口(1350m)
 朝、小屋でお湯を沸かし、おにぎり、スープで朝食。お茶のポットも用意してあり、感じのいい小屋だった。朝日を眺めながら、常念へのジグザグルートを登る。薄雲があるが、槍ケ岳は朝からはっきりくっきりいい眺め。常念岳山頂からは穂高~槍が正面に見事な姿だ。右手に名峰を見ながらアップダウンを繰り返し、広い台地の蝶が岳へ到着。三角点が小屋より30分ほど手前にあるそうなのだが、いつの間にか通り過ぎてて、標識があるところが頂上と思ったら蝶が岳小屋の目の前だった。前穂~穂高~北穂の山塊がすぐ近くに見え、眼下には梓川、奥には焼岳、後ろに乗鞍岳(らしい)。


 日が高くなるに連れ、空気が澄んでるのか、沢筋までくっきり見える。さすが、展望のルートだ。小屋から三股に下るが、単調な樹林帯の中ながらも、常念がしばらく見えていて、2000mまで下ると、黄葉もあり、登山口手前は紅葉が見ごろだった。今年初め
て見事な紅葉を見た。二日とも天気が良く、展望に恵まれた山行だった。登山口には猿がうろうろ!
 数日前に雪が降ったとブログに出てたので、どのくらいの寒さか判らず、フリースやダウンといっぱい持ったが、予想以上に暖かかった。しかし朝の山頂付近の風は冷たく、フリースや合羽を着た場面もあった。小屋の人にはアイゼンはいらないと言われた
ので、持たなかったが、天気次第な季節なのだろうと思う。雪化粧の槍・穂高をバックに紅葉!を期待したてたのに雪はなかった。陽気で融けた・・かな?ルート途中、岩陰に雪がちょっぴり残ってたくらい。  <Kei>

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