北見山岳会/KAC kitami alpine-club

北海道北見市に本部を持つ山岳会のブログです。https://www.facebook.com/KitamiAlpineClub

富良野オートルート

■日時 2019年5月4日(土)~ 5月5日(日) 快晴
■メンバー O島、他2

タイム 1日目
十八線林道ゲート手前駐車帯 1台デポ 10:30頃
12:00発ロープウェイ乗車
12:15歩きだし→12:50 1070稜線→16:20 C1240、 C1
/1日目総行動時間4:20

タイム 2日目
6:05 C1撤収、歩行開始→6:40 極楽平1220、宿泊装備等デポ  6:55→7:50 小天狗北峰 8:05→9:30 小天狗南峰 10:00→11:45極楽平1220、デポ回収 12:10→13:05 御茶々山 13:10→ 山頂コル、スキー 13:30→(南面→十八線)→14:06 C515、シートラ→15:20 デポ車
/2日目総行動時間9:15


両日とも絶交の山日和の予報、稜線テント泊のチャンス。
2018シーズンから富良野スキー場はICゲートシステムに変わって、キーカードに別途500円の保証金が必要でキーカードを返却すると500円返却される仕組みになった。
ロープウェイ乗り場は16時までの営業で、5/6のスキー場営業終了後は返却してもお金は戻ってこないとの事。
ロープウェイ山頂駅のパトロール小屋に登山届を提出。
その先の一番上までいくリフトは今年は動いていない。スキー客はロープウェイから下を滑っている。たかが標高差170ほどゲレンデを登っただけなのに、北の峰の稜線につくまでに暑さとテントの重さで体力を消耗した。ロープウェイありがたさがわかる。富良野西岳、布部岳の山頂はパスして進む。布部岳は以前登った時はガスガスで何も見えなかった。大きくて存在感のある山だった。熊さんの足跡が多い。
松籟山へのジャンクションピークに風をよけれそうなテント適地があった。暗くなるまでは外で、中天狗と夕日、布部の街の向こうに十勝連峰の山々を見ながらのんびり過ごす。

 

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布部岳

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熊さん足跡

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熊トレースと交差

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2日目・歩きはじめてすぐに極楽平のハイマツの中に宿泊装備をデポ。
芦別より西側にある、大きな山が見えてくる。夕張中岳との事。あんなに大きな山が名前も標高も地図にないなんて。
今回の目的の小天狗も地形図に名前がなく標高だけ書かれている。ジャンクションピークまでスキーで移動し、コルからアイゼンピッケルでまず1263mの北峰。山頂からは360度山々。白っぽいグレーの岩が特徴的な錐山を初めて見る。中天狗~布部岳~富良野西岳。
そして芦別岳~夕張中岳。1272mの南峰は細い稜線歩きで北峰より難儀する。
2つ登ってデポ地まで帰ってきて約5時間。
重い荷物になって御茶々へ。山頂コルからの芦別が素晴らしい。
以前登った本谷が見える。本当にあんなところを登ったのかと思う。ルンぜからのデブリがはっきり見えて恐ろしい。御茶々から十八線の下りはどこまで雪があってスキーが使えるのかドキドキ。標高515まで使えたので良かった。増水している川を倒木使ってなんとか渡るとあとは車まで「暑い、重い」と言いながら歩いて、富良野スキー場のキーカード返却のタイムリミット16時に間に合った。(記・O島)

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右が夕張中岳

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小天狗北峰

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バックステップで北峰を降りる

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小天狗南峰への細い尾根

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南峰山頂より

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南峰より下り

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御茶茶コルより芦別

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残務処理

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増水中