北見山岳会/KAC kitami alpine-club

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ユウトムラウシ川遡行

  • 2014/8/2~3  メンバー Y澤・OM 他1名  
  • タイム <1日目>4:50 野営場→12:30 F1高巻→13:37 c1280右股偵察→13:53         F2-4→16:28 F5→16:50 源頭、C1/行動時間 12:00  

       <2日目>7:40 c1→8:43 登山道出合→10:54南沼分岐→11:32 トムラ                                     ウシ山→16:43短縮路登山口  /行動時間 9:03

 

 屈足からトムラウシ温泉へと向かうとその長さと狸の出没頻度に驚く。短縮路登山口へと向かう林道は荒れていて、運転手が車酔いするほどだ。 

 野営場から西へ延びる林道を歩き、適当なところから河原へと降りる。序盤は、クワウンナイによく似た岩質の滑が断続するが、c1000~1100付近から約3時間、延々と単調なゴーロと倒木の我慢タイムだ。

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 ツリガネ山南東面の深いV字との出合を過ぎると核心部が始まる。c1280二股の前後に4つの滝がある。F1を左から大きめに高巻き、あとは小巻き、脇直登で通過する。ついでに、1280右股にはピンクの緩い板状摂理の段瀑が覗き、ついつい誘われてしまう。その後再び滑が現れ、c1500の緩い滑滝まで続く。c1580で最後の小滝を越えるとグッと傾斜は緩み、楽園の入り口だ。1912~1898~1794の山なみが黒く沈み、薄明かりに満天の星! まさに楽園!! 

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 翌朝、源頭の細い水路を辿り、雪渓脇を抜け、ガレを這い上がって、登山道に当てた。ちょうど10年振りのトムラウシ山頂。多くの登山者に紛れて、自分らは明らかに異質&異臭な集団…ここは大雪のド真ん中、ぐるっと格別の360°  <y澤>

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