北見山岳会/KAC kitami alpine-club

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天塩岳(1557.7m)&西天塩岳(1465m)

  • 2014/5/24(土)  ●メンバー Y澤  ●タイム 7:43 登山口→8:30 c850二股(左股c905二股まで往復) 9:12 →10:41 ラクダ岩→
    12:36 天塩岳→13:40 西天塩岳→15:28 連絡路→16:33 登山口 ・天塩岳まで3:57 西天塩岳まで1:04 登山口まで2:53

 小雨混じりの曇天だが雲は高く案外展望はきいていた。 c850左股から雪渓を詰めての天塩富士狙いであったが、雪渓どころかSBすらなく、c905二股で引き返す。c850本流を進むと間もなく左岸からのデブリで埋まり始め、c930からは途切れることはなかった。渡渉を予想しての長靴スタートであったが、早々に水が浸入し足が冷たい。ラクダ岩直下で登山靴・アイゼンに履き替え、右股の急な雪渓に取り付く。下から見るとローソク岩、横から見るとラクダかも…

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 c1350で勾配が緩むと前方には這松の海。なんとか旧道の刈分入口を発見しホッとする。 すぐ上を流れる雲がとても速い。山頂手前の這松の陰で腹ごしらえし、アイゼンをはずす。山頂は強風が吹き荒れ、わずか2分で西へと下るがまともに風を受け、頑張らないと進まないほどだ。

 最低コル付近で再びアイゼン装着し、1470mへと登る。予想よりはるかに残雪が多く、1ケ所10mほど這松を漕いだだけで、ナキウサギが好きそうな岩の堆積からなる西天塩岳に到達すると黄色い私設頂標が待っていた。 

 羆の足跡と4回交錯した。往きで目星をつけておいたネギに目もくれず、そそくさと登山口へと急いだ。  <Y澤>