北見山岳会/KAC kitami alpine-club

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エサオマントッタベツ岳 (1902m)

●2012/8/18~19  ●メンバー 3名(他会員外1名)   

●<1日目> 6:30 6号砂防堰堤車止ゲート→6:45 エサオマン林道入口→7:25 林道終点,入渓→10:38 c997山スキー沢出合→12:08 ナメ入口の滝下→13:35 北東カール,BC設営14:11 カール→15:10 札内JP→16:05 エサオマン山頂 16:30→17:55 カール   

<2日目> 6:23 カール→7:49 滝下→9:01 c997二股→11:45 c770釜で遊ぶ→12:35 林道終点→13:22 車止北東カールまで 7:05/カールからエサオマンまで 1:54エサオマンからカールまで1:25/カールから車止まで 6:59


 十分に車が通行できそうな戸蔦別林道…約15分でエサオマン林道へと左折する。ビチャビチャの笹ヤブを泳ぐ.途中崖崩れもあり林道と呼べるような道ではない.終点で入渓,即渡渉し左岸の巻き道を進む.巻きの途中からヤブ越しにガケノ沢が勢いよく流れ込むのが見えた.徐々に青空も広がり,c900付近で川が緩く左屈し始めるとカールバンドが目に飛び込んだ.俄然ヤル気が出る.

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 c1245右股を進むとまもなくナメの番人のように滝が待ちかまえていた.とぎれながらも三段…右から巻く.名物ナメはイメージしていたよりもはるかに急傾斜だ.恐る恐る取り付くとこれが滑らない.c1470,滝を含めて標高差約200mの緊張から解放され一息ついた.ガレを縫うような細い流れの向こうにエサオマン上部が覗く.これを乗り越えると…そこは300~350mもある壁に囲まれた天然の要塞だ.

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 右手の高台の草原にテントを設営し,空身でカールバンドに向かう.流れのあるガレた沢筋に高度を稼ぎ.ハンの木を頼りに稜線へと出た.約100mコルへと一端下降し,エサオマンへの最後の登りのきついこと…決して広くはない山頂部.北西から北にむかって…幌尻,戸蔦別,北トッタ,1967,ピパイロ,伏美,妙敷.東には札内,勝幌.南側はガスがドンドン上がってきて,カムエク,1917,春別,ナメワッカがチラチラ.早く下りてビールを飲もうという仲間にもう10分と駄々をこねた。雪渓の雪解け水で冷えたビールが旨かったのは言うまでもない.JPからエサオマンへの真っ黒いシルエット
と満天の星のもと 3時間以上飲み続けた。

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 翌朝6時半頃,カールをあとにナメへと下る.慎重に慎重に…それにしても今日はいい天気.暑い!! c770二条の小滝が落ちるきれいな釜.SPAエサオマンと命名し,しばし泳ぐ,滑る,浸かる.夏から秋への変わり目の二日間を思う存分楽しんだ.また来年来よう!!  <Y澤f:id:ki1547m:20180426162134j:plain

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