●2012/7/14~16 ●メンバー inoue単独行
・<14日> 11:00コイカク登山口→12:50上二股→17:50夏尾根頭(泊)
・<15日> 4:45C1発→10:301839登頂→16:30C1着(泊)
・<16日> 5:45C1発→8:15上二股→10:45コイカク登山口
<14日> 札内ダム横のゲートが閉まっていて、ここからコイカクの入渓地点まで5キロ近くの距離は自転車で行った。ほとんどトンネルばかりで非常灯しか付いていない。真っ暗な中を進む。歩くのは嫌だな。
コイカクシュサツナイ川は最近の増水時のものなのか、流木が多かった。雪渓の上に流木が溜り、沢全体を覆い尽くしている箇所もあった。とても歩きにくい。
上二股で水7リットルを担ぐ。夏だから多く持って行った方が良いと思ったが、これが仇になる。夏尾根を5時間もかけて登り、夏尾根の頭でテント設営。重すぎる荷物を担いだ無理がたたって腰痛と背筋痛になる。テントの中で寝返りを打つ度に激痛。目が覚める。結局水は2リットルしか消費しなかった(涙)。
<15日> テン場を4時45分に出発。コイカクの山頂に一人用のテント一張り。まだ寝てるようだ。人の気配があったのはこの時だけ。帰りにはこのテントなかったし、結局3日間人の姿を見ることはなかった。
6時間近くかけてようやく1839峰に登頂。しかし山頂からはガスのため何も見えなかった。帰りが辛かった。ちょっと足を踏み外すと腰にビンと痛みが走り、藪を掴んで引っ張ると背中が痛む。
12時間もかかってようやく帰還。昨日と同じくブロッケンのお出迎え。ナナシ沢を登ってきた雲が夏尾根の頭とコイカクの間の稜線を越えてコイカク沢に降りてゆく。それに西日が当たって夏山の頭に居る私の影を虹の中に映し出す。
<16日> 4時半くらいに外に出るとコイカクへの稜線に鹿が4頭居て、こちらを見ていた。次の瞬間ナナシ沢への急斜面を駆け下りて行った。鹿がいるんなら熊もいるんじゃないかな?と思って反対側の斜面をじっと目を凝らしてみると、茶色っぽい点が見えた。しばらく注視していると、動いた!。朝食を作るのをやめて、そそくさとテントを片付け帰り支度。準備が終わったころにはもう熊の姿は見えなくなっていた。お邪魔しました。 <孝>