●2012/5/19~20 ●メンバーyoshida・nishikawa・sizu・Kei(他7名)
芦別岳(1727m)の北西2.5kmに位置、地形図には山名も標高も記されていない隠れた名山。「中岳」と呼称される理由は定かではない。ちょうどひと月前、単独で狙ったがあえなく途中敗退。今回はネットの山仲間の誘いを受け、山岳会のメンバー3名を加えて参加してみた。ネット仲間8名は19日早朝入山、その日のうちに中岳の北にある小天狗(南・北峰)に登り、慎柏山直下のテント場で全員合流という計画。
<19日> 10:3018線沢川林道ゲート(cot.376m)発→13:30 テン場(慎柏山直下)
<20日> 05:30 テント場発→06:07 境界尾根(1196mコル)→06:38 cot.1135m沼地07:12 稜線(cot.1265m)→07:34 1335mコブ→08:25 取付き地点(cot.1308m)→09:28 中 岳10:00 頂上発→10:38 取付き地点→10:50 cot.1300mから下降→12:20 1196m コル→12:43 テント場 13:22 テント場発→14:29 渡渉地点(cot.480m)→15:20 林道ゲー(車止め)
18線沢川林道ゲートから歩くこと40分程度で渡渉地点。倒木を利用して対岸に渡り僅かに残る作業道を使って上部へ。 残雪を伝って3時間ほどで先発隊が残した荷物のあるテント場に着く。時間があるのでテント場真上の慎柏山(1184m)に登るが、あまり展望の利かないヤブ山だった。夕方、小天狗登頂の8名が戻ってきた。
翌朝、2名を残し9名で中岳へ向かう。境界尾根(1196m)から尾根伝いに行かず、一度広々とした湿原に降り立ってから中岳につながる稜線に登り返す。一度下るのは無駄にも思えるが、これが断然早くロスが少ない。
稜線に登り返すと目指す中岳が近い。取付き地点から必要な物だけをザックに詰め、空身に近い格好で登り始める。残雪、ササ、灌木を掴みながら上へ上へ。傾斜角は45度、けっこうきつい。上部は雪が消え背丈ほどのハイマツを漕いで山頂に出た。西へ20mほどの頂上はすっきりとしていて、もちろん展望は言うまでもない。
夕張山地には尖った魅力的な山が多い。また足を延ばしてみたくなるのも無理ないか・・・。 <yoshida>