北見山岳会/KAC kitami alpine-club

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遠音別岳 1330m

■日時・天候・メンバー
2020年3月14日(土)天候 晴れ
メンバー 〇関単独

■タイム
駐車地点(6:00)→緑栄橋分岐(7:00)→春花川出合い(8:30)→483沼(10:00)→900台地(11:30)→山頂(13:00)→483沼(14:30)→ 緑栄橋分岐(17:00)→下山(18:00)
登り:7時間 下り:5時間 行動時間:12時間

■所感
この山に日帰りで行く場合は、ウトロ側のルートを選ぶのが一般的となっている。しかし、遠音別バットレスを見たかったので、登るなら羅臼側から登ろうと決めていた。時間的にギリギリではあるが日帰り装備ならスピードを上げられるので、今回は羅臼からの日帰り山行に挑戦してみた。
現場でのルートファインディングに時間をかけられないので、事前に〇島さんから情報をお聞きして渡渉のプランを考える。渡渉は早い段階でしたほうが良いとのことだったので、緑栄橋分岐から少し入ったところですぐに渡渉する。 春苅古丹川の右岸は平坦で歩きやすく、春花川との出会いまで快調に進む。2回目の渡渉をして、 春苅古丹川と春花川の間に入り長靴をデポする。春花川の左岸を沢が感じられる距離で歩き、沢が完全に埋まった450mから春花川を詰めて900台地まで登る。ここまで来ると視界が開けて、山頂部や周囲の山々を見渡すことが出来る。スキーとザックを1000mでデポして、山頂まで一気に登る。山頂からは知床の山々と流氷に埋まったオホーツク海、太平洋側は国後島と遠く野付半島も見えた。考えてみると知床の主要な山で登っていなかったのは、遠音別岳だった。憧れのピークを踏んで、あとはスキーの走力を活かして一気に下山! とはいかず、ガリガリアイスバーンとの格闘となり、満身創痍の下山となった。

f:id:kac-yama:20200411235651j:plain日の出とともに出発

f:id:kac-yama:20200411235831j:plain春苅古丹川と春花川の出会い

f:id:kac-yama:20200411235814j:plain483沼と遠音別岳

f:id:kac-yama:20200411235756j:plain無名だけど立派な1275峰

f:id:kac-yama:20200411235743j:plain視界が開ける

f:id:kac-yama:20200411235730j:plain海別岳とラサウヌプリ

f:id:kac-yama:20200411235718j:plain遠音別バットレス

f:id:kac-yama:20200411235704j:plain知床主稜線