北見山岳会/KAC kitami alpine-club

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電気の沢

■日時 2019年7月20日(土) 曇りのち一時雨
■メンバー O智、O関、O島、他1
■タイム 9:50車止め→10:10 F1 11:05→12:00 左岸ヘツリ穴ポコ 12:35→13:15 チョックストーン →14:10 枝沢 →15:10下山

4度目の電気。過去3回途中撤退のトラウマの沢。
F1を見ると、今までで一番水の勢いが弱い気がする。O関さんがファースト、一発で登った。ロープを持って行ってくれたけど、ロープが滝の方に流されるので上でビレイしたら、落ちた時に滝の中へ引きずられてかえって危ないのでは?という話になり、ロープはカラビナに通すだけにする。1回目はへつりでドボン。手ががりはポロポロ取れる。2回目は慎重にやちぶきの下のクラック添いに足を置いて行けた。F1通過後、助けてもらいながらトラウマのへつり穴ポコまで来た。さすがO智さん一発で通過。私はもちろんドボンするが、ちょっと泳げば普通に通過できた。前は水の勢いに負けてとても行けなかったのに。2年前のA山さんの低体温になりかけの姿を思い出し、あまりにすんなり通過できて拍子抜けする。
私はあっさりへつりをあきらめたが、フエルト2人が何度もチャレンジしてはドボンを繰り返す。何度もフエルト足袋でここをへつっているT君は、昔と比べて難しくなっていると言っていた。O関さんは沢バイルを活用し、見事穴ポコIN。
ここを超えたらチョックストーンまで厳しいところはないと思っていたら、まだあった。というか私にはここが核心だった。
O智さんが最初に登り、若者2人もお助けスリングで続く。
私だけが水から這い上がる事ができない。結局スリングを連結してもらってハーネスにつけて3人に荷物のように引っ張りあげてもらった。重かったでしょう。申し訳ないです。本当にお世話になりました。
チョックストーンは手前の岩が崩壊し、釜が埋まり、落石をつたって取りつけるようになっていた。
仲間の有難さと、沢って状況でこんなに変わるんだ~と実感した山行でした。(記:O島

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F1落ち口より

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素晴らしい景色

 

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穴ポコIN

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へつり過ぎて疲れた~の図

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引き上げてもらった場所

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左岸から落石したと思われる

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