北見山岳会/KAC kitami alpine-club

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十勝岳(2077m)&前十勝(1790m)

  • 2014/4/20   ●参加者 Y澤 他2名   ●タイム 8:15 白銀荘→9:24 避難小屋付近→10:35 グラウンド火口→11:43 c1915アイゼン→12:37十勝岳 13:04→13:42 前十勝、スキー 14:03→14:41白銀荘 /十勝岳まで4:22 前十勝まで0:38 白銀荘まで0:38/総行動時間6:26

 今日は昨日以上にいい天気。前十勝の正面が鏡のように光っている。上は相当硬そうだ。 上部でのトラバースは危険と考え、非難小屋の方に巻いてから上を目指すことにした。 木も何もないペローンとした硬い斜面をシールを信じて直登していく。板が横を向くとズルっと滑る。なんとかグラウンド火口入口まで辿り着いた。白と青だけの世界。距離感がピンとこない。果たしてあとどれくらいかかるものやら…。

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              左の尾根が夏道の尾根

 

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           グラウンド火口からの十勝岳山頂部

 

 夏道のある尾根から火口を時計回りに上がっていき、c1915付近までスキーで上がるも直下はかなりの急登であり、ここでアイゼンに切り替える。幾分緩みだし、アイゼンがサクサク効いてあまり不安はない。30分強で山頂の人となった。まさに360°遮るもののない大展望だ。 視野の中にどこにも一片の雲もない。

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            グラウンド火口右岸尾根を進む

 

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            いよいよ十勝岳本体が近づく

 

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                  山頂直下

 

 富良野岳山頂の真後ろに芦別岳山頂が重なり、印象的であった。安全を期して、前十勝まではアイゼンで下降し、スキー装着とした。前十勝山頂からはボウル斜面、正面スロープ、カバワラ尾根の滑降を満喫した。  <Y澤>

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         十勝岳山頂からの富良野岳と真後ろに芦別

 

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                  前十勝