北見山岳会/KAC kitami alpine-club

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飯豊連峰(北股岳 2025m、烏帽子岳 2018m、大日岳 2128m、飯豊本山 2105m) 

・2013/9/18(水)晴れ ●メンバー W岡・mi  

  飯豊山荘・天狗平ロッジから梶川尾根〜門内小屋〜門内岳〜北股岳

  〜梅花皮小屋    タイム6時間20分   

 飯豊山山形県西置賜郡置小国町と新潟県東蒲原郡阿賀町の県境にあるが、南東麓の福島県側から山頂を経て御西岳に至る登山道付近のみが福島県喜多方市になっていて、山頂付近は喜多方市

 林道崩壊で福島県からは入る事が出来ず、山形県小国町に移動すると山が目の前に急に迫って来る。裾野から急斜面になって見える。どんな感じなのか?わくわく。天狗平ロッジに泊まる。(一人1500円)駐車場が離れ、荷物を運び入れなければならなかったが、管理人さんが車の入場を許可してくれた。畳の部屋でゆっくり寝るがチョットかび臭い。

 自炊場はとても良い。下山のダイグラ尾根はつり橋が崩壊し、渡渉すると腰までの水量があると。9月13日からつり橋が完成し通行可能になったと管理人さんが無線で確認してくれた。

 駐車場からまだ車が進む事が出来、ゲートで終了。登山届けは飯豊山荘の駐車場にあり、戻って書いてきた。ゲートを過ぎるとすぐに梶川尾根登山口があるが、目の前から急な尾根。湯沢峰まで1時間半の急登、50m下り再び急登。更に1時間半で五郎清水で広場になり、少し下ると冷たい水が美味しい。その後1時間半で梶川峰まで来ると目先が広がり丸森尾根も見える。扇の地紙が丸森尾根との分岐になっている。

 門内小屋には既に管理人はいなかったが、宿泊者は協力金1500円を入れるように箱があった。テント1張り500円。すぐ門内岳の山頂がある。その後1時間で北股岳山頂に立つ。

 遥か遠くに鳥海山、月山、朝日連峰蔵王安達太良山磐梯山など素晴らしい眺め。山ひだが深くどこを見ても急斜面になっている。北股岳を下ると梅花皮避難小屋で管理人は不在。石転び沢から直登で小屋だが、雪渓はあるが薄く所々に穴が見える。この時期は危険そう。 

 すぐ近くに豊富な水場があり、トイレも水洗で綺麗。小屋に残されていた手の付いていない”いいちこ”があり、利用した6人で美味しく頂き、話も弾み楽しい一晩だった。単独の女性がいて、実家が旭川で北見にも伯父がいると。前後しながら最後まで一緒の行動になった。

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・9月19日(木)晴れ コース:梅花皮小屋〜烏帽子岳〜御西小屋〜大日岳〜御西小屋

          〜飯豊本山〜飯豊本山小屋   時間:5時間40分 

 小屋を出発し梅花皮岳で朝日を迎える。リンドウやトリカブトが満開。烏帽子岳を過ぎると大きなアップダウンがなく、尾根道で気持ちが良い。御西小屋に荷物を置き、サブザックで1時間くらいで大日岳へ。この辺では一番高い山らしいが三角点はなかった。

 御西小屋に戻り飯豊本山に向かう。山頂から見る北股岳がカッコ良い。南斜面に雪渓が大きく残っている。本山小屋の横に小さな小屋があり、鳥居を潜り、小屋の中は祭壇が祭られていた。避難小屋には管理人がいて1人2000円、ビールは350ml1000円とても買えない。昨日は少なかったが、今日は10人以上の人が泊まっていた。本来は土日祭日しか管理人はいないらしく、来年からは管理人が変わり、本来の形に戻るらしい。水場は15分くらいかかる。夕暮れはガスが流れ大日岳や飯豊本山も見え、素晴らしい景色。 

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・9月20日(金)晴れ コース:本山小屋〜飯豊本山〜宝珠山〜千本峰〜休場ノ峰〜檜山

          沢出合〜登山口(ダイグラ尾根) 時間:6時間50分

 ご来光を小屋の外で待つ。既に明るくなり始めた遥か遠くには、磐梯山安達太良山吾妻連峰蔵王朝日連峰、月山、鳥海山と管理人さんが説明してくれる。飯豊本山に戻り、ダイグラ尾根に進む。管理人さん達は「大丈夫か?上級コースだ」と言うが、アップダウンを繰り返し、登山道のえぐれている所があるが危険なところはない。梶川尾根や門内小屋、北股岳、歩きながら登ってきた 所を振り返る見ることが出来

る。

 長い尾根道を下り、急坂を下りるとつり橋になる。水量は少なく膝下くらい。栃の実が沢山落ちている林道を1時間くらい歩き梶川尾根登山口に到着。飯豊山荘には温泉があるが湯が赤いと言う事で、国道沿いには温泉が多いので入るのを止めた。素晴らしい山だった。私の写真では伝えきれないのが残念。

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