北見山岳会/KAC kitami alpine-club

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中尾山(1473.8m)〜辺別川中尾沢西面沢

●2012/10/8   ●参加者 Y澤 他1名  

●タイム7:40 林道終点(c796二股手前),入渓→8:43 c960二段滑滝→10:33 c1310二股→11:43 南西の肩→12:05 山頂(大休止) 13:05→14:49 c960滝→16:00 車止め 総行動時間 8:20 登り 4:25 下り 2:55


 上俵真布、黄金(こがね)林道の2つのゲートを開けて進むと地形図よりも林道は延びており、c796二股手前100m弱で広場(辺別川本流左岸)となり終点となる。立派で走りやすい。三川台、 黄金ケ原からのだだっ広い台地状の尾根は北東側をクワウンナイ川、 南西側を辺別川に削られ、中尾山南東部で収束し細尾根となって北西に向かい、上忠別山を最後に忠別川へと没する。中尾山はこの稜線上のコブピークにしかすぎないが、位置的に展望が期待された。
 林道終点広場からすぐに河原へ下りると、 ピンクテープの代わりでもあるかのように真っ赤な楓が対岸に立っている。 まもなく796二股で右股辺別川本流が広くゆったりと美しい。左股中尾沢は出合から断続的に滑が続く。諸所で紅葉に見とれながらc950二股を左にとると960でこの沢唯一の滝が2段(2+5m)の滑となって現れる。c1200を過ぎると完全に涸れる。標高差約100mを濃い根曲がりを漕ぎ、狭い山頂にポンと飛び出た。目の前の稜線は黄金ケ原へと続き、トムラウシが迫る。カウン沢の大滝が見える。クワウンナイ川が左下の方でゴーゴーと音を立て、源流部が縦走路コルへと続くのが見える。辺別川が分岐を繰り返し兜岩方面へと深い谷を作り出している。旭岳から富良野岳、夕張山地、樺戸山地、増毛山地、天塩山地…まるごと満喫した。 <Y澤>

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