●2012/7/1 ●メンバー2名(会員外1名) ・登り4:09 ・下り1:38
幌内山地には二つの神居山が南北に近接して並んでいる.北の神居山はカムイスキーリンクスのある山であり,南の神居山は標高でこそ上回るものの平らで同定泣かせな地味な存在である.石灰川は美瑛川支流雨粉川の支流であり,このルートはネット検索してみてもわずかに1件しかヒットしない.
石灰川左岸林道を辿るとc270m二股で車両通行止めとなる.気温は高いものの靄っていてハッキリしない空模様の中,林道最終点に向けて歩き出す.歩き出すとメチャクチャ暑い!! 歩き出してわずか5分,沢がグッと近づいてきたのでそそくさと入渓するこ
とした.これが幸いし,終点手前にある5mのF1を見ることができた.その後単調な沢歩きが続くが,c400を越えると小滝が連続し,なかなかに趣がある美しい渓相を見せてくれた.
c530のF5まで5m前後の滝が現れ,脇を直登したりなどして楽しめた.中でも6mのF4は垂直なスラブ状の岩盤から一気に流れ落ち,この沢1番の景観であった.F5を過ぎると何もなく,ひたすら暑さとの戦いとなった.山頂からわずか50mくらいの地点まで笹
のトンネルの下に涸れた沢形が続く.最後はわずか10数分間の根曲がり漕ぎでピンポイントで三角点に到達した.
帰路はc770で出合った作業道を下降した.左岸の北東尾根に乗るまでは笹がうるさい.オロエンより沢幅は狭いが,斜度はある.凾もヘツリもないがこちらの方が面白い…かも? <Y澤