北見山岳会/KAC kitami alpine-club

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知床・ラサウヌプリ (1019m)

●2012/3/10(土)~11(日) ●メンバー yoshida・W岡・mi・sayoko・静・Kei  

<10日> 農道脇に車止め、1時間林道歩き。陸嶺川沿いにテント泊 

<11日> 06:00テン場発→07:30陸嶺川右岸を進み渡渉尾根取付き→08:00コンタ343m→09:24c650m→09:55c752m→10:57c950mスキーデポ→11:30頂上着→11:50下山開始→12:17c950mから滑降開始→12:33c705mから沢形を下る→13:39c285m 往路と合流→13:44陸嶺川を渡渉→14:50テン場着→15:15テン場発16:00車止め到着


 朝は雲の切れ間から青空が覗く程度であったが、次第に天気が良くなり稜線に上がる頃にはとても気持ちがいい青空が広がった。陸嶺川沿いに進むと途中2箇所沢地形になっているところがあるがスノーブリッジを渡り進むことができた。

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             陸嶺川右岸沿いを行く

 

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       沢筋からラサウヌプリが見えだすが、頂上部は雲の中


 尾根に取付いて650mまでの登りはきつかった。550m辺りからカリカリ斜面になっていて、スキーアイゼンを効かせて慎重に登ったがここが一番の緊張の場面であった。稜線に上がってからは太陽も顔を出し、素晴らしい眺めを楽しみながら進んだ。

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       650m尾根に上がるとラサウヌプリが見えるが、頂上は奥

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           752m標高点から一度鞍部に下りる


 700m鞍部でスキーデポのつもりが、雪の状態が良く950mまでスキーを上げることができ、ここでアイゼン装着。ピッケルまたはストックを杖につぼ足で頂上まで歩いた。

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       cot.950mからアイゼン歩行。頂上は奥にある

 

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               奥のピークが頂上


 頂上からはラサウの牙が間近に見え、その奥に雲が掛かった知床の山々、目を転じれば雲で隠れているがどっしりとした海別の山塊そして流氷のオホーツク海が広がり、まさに知床の懐にいると実感。

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               頂上から牙を見る

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              頂上から海別岳方向を望む


 950mからはそれぞれが大斜面にシュプールを描く。700mからの沢筋は雪が重たく快適とはいい難いが滑るには面白いところだった。崖あり函あり変化に富んだコースだ。シールを付けて歩いたテン場までの1時間半はとても長く感じた。 <さ>

f:id:ki1547m:20180504171046j:plain山麓からラサウヌプリを望む