●2011年8月20~21日 ●メンバー 5名
●タイム ・20日(野塚トンネル北口に車止め)→林道発(cot. 308m)06:35→ 入渓(cot.540m) 0730→二股(cot.1080m) 13:00 → トヨニ北峰 16:35 (泊)
・21日 北峰発05:35→南峰06:35→二股(cot.790m)09:30→出合(cot.530m)11:00→車止め11:35
20日は晴れのち曇りで、気温はあまり上がらず腰上まで水につかると寒気がする。c560からゴルジュと函、小滝が連続し、釜のヘツリにひたすら神経を使い直登する。c585で本流と枝沢の滝が合流し、左岸を高巻き、c775の20mとc800の25m大滝でザイルを延ばしてもらう。
c1080に30mルンゼ状の大滝があり、ここで各人がバラバラにルートをとってしまった。左岸を行った者は上部の草付きを手がかりにすんなり突破。右岸を行った者は上部のハングした岩に行き詰まり、中段からトラバースして藪漕ぎに突入する。また沢筋を使い高巻こうとした者は、進む程に本流から離れだし、他のメンバーが向かえに行く。予想外の藪漕ぎで、滝上の沢に戻った時には1時間を経過し、この消耗は数人を無口にした。
c1150からは狭い樋状の沢型となり、3~4mではあるが垂直に近い小滝が連続し、小技を使いながら直登しグングン高度を稼ぐ。c1300で水を汲み右股に入り、約40分の藪漕ぎで北峰に出る。
山頂に着いた時には、山々は雲に覆われ気温も下がってきて寒さに震えた。夕食のカレーライスで満腹となり19時には全員就寝。
21日4時起床。雲海上にピリカヌプリ・カムイ、遠くに楽古・十勝が見える。目前にある南峰に向けて出発。南峰から急登の草付きとガレ沢を下るとc980の二股となる。大滝2カ所で残置を使い懸垂下降をする。小滝とゴルジュが幾つもあり、右股と渓相は似ており、遡行を楽しめる明るい沢である。c530のポン三の沢川出合いから野塚方向に戻り、北勝橋の北側に上がる。 <優>