北見山岳会/KAC kitami alpine-club

北海道北見市に本部を持つ山岳会のブログです。https://www.facebook.com/KitamiAlpineClub

斜里岳北稜

斜里岳(1547m)北稜〜北西尾根

メンバー 〇橋、〇智

日時 2020年3月18日

コースタイム
4:10 スタート道道945号登山口入口
7:20-7:40 1060mデポ地点
8:10 北尾根稜線
11:50-12:10 斜里岳頂上
13:05 北西尾根1210mからデポ地点に下降
13:30-14:10 デポ地点
15:10 ゴール


斜里岳北西尾根に登った際に横目で見ていて、いつかは〜と思っていた北稜に!

 

道道945号登山口入口近くに駐車。

この時期、市の除雪車が入ってくるので駐車する際は気をつけて駐車してください。

 

4:10 ヘッデンを装着点灯し出発。雪は締まっていて快調に北稜を目指す。

f:id:laundry99:20200319105723j:image

 

天気も良く最高の山日和(^-^)玉石沢から山頂が顔を出す。素晴らしい山並みに興奮。

f:id:laundry99:20200319105905j:image

北壁‥いつかは‥
f:id:laundry99:20200319105858j:image

流氷もバッチリ!
f:id:laundry99:20200319110031j:image

 

玉石沢をつめ、1060m地点にスキーをデポし北稜に取り付く。

 

小槍かな?切り立ったブッシュ帯を登ってます。

f:id:laundry99:20200319110147j:image

 

雪が少なくブッシュが顔を出す。ルート探りながら慎重になるべくまかずに稜線沿いにルートをとる。
右も左も切り立っているのでちょっとのミスで‥‥と思うと足がすくむ‥。自分より〇橋さんの方が余裕があったようでした‥。

 

f:id:laundry99:20200319110402j:image

 

f:id:laundry99:20200319110452j:image

 

北壁。
f:id:laundry99:20200319110455j:image

 

最後の雪稜。
f:id:laundry99:20200319110449j:image

 

時間にも余裕があったのでロープを多用し安全にピークを目指す。ブッシュを掘り出し支点をを作りながらと良い勉強にもなりました。

小槍、大槍と通過し最後の雪稜も越えて念願の山頂へ到着!(11:50-12:10)

 

f:id:laundry99:20200319110650j:image

 

流氷と。
f:id:laundry99:20200319110644j:image

 

知床連山。
f:id:laundry99:20200319110647j:image

 


天気も良く360°大パノラマ。
斜里の町並み、オホーツク海の流氷、知床連山、国後島、阿寒、摩周湖屈斜路湖と見渡せる。
素晴らしい景観に感動しました!

 

北西尾根を下り、玉石沢に戻るため1210m地点から急な斜面を下りデポ地点へ

 

北稜。

f:id:laundry99:20200319111116j:image

 

パノラマ。
f:id:laundry99:20200319111120j:image

 

大きなデブリ‥雪崩の巣でした。

f:id:laundry99:20200319110807j:image

 

パックリ。
f:id:laundry99:20200319110809j:image

 

 

天気も良かったのでデポ地点で40分程休憩し出発。(13:30-14:10)
ヘロヘロになりながら緩やかな斜面を快適に下る。
スキーに感謝!

15:10 ゴール!

 

f:id:laundry99:20200319111039j:image


稜線までの取り付くルート、デポ地点等の多少のミスはありましたが、ロープワークなどの練習にもなり雪山登山、北稜の醍醐味はしっかり楽しめ最高の山行となりました!
今回は天気も良く快適な山行となりましたが、視界が悪いなかの稜線歩きならどうだったかなぁ〜と思いました。(記 越智)

遠音別岳 1330m

■日時・天候・メンバー
2020年3月14日(土)天候 晴れ
メンバー 〇関単独

■タイム
駐車地点(6:00)→緑栄橋分岐(7:00)→春花川出合い(8:30)→483沼(10:00)→900台地(11:30)→山頂(13:00)→483沼(14:30)→ 緑栄橋分岐(17:00)→下山(18:00)
登り:7時間 下り:5時間 行動時間:12時間

■所感
この山に日帰りで行く場合は、ウトロ側のルートを選ぶのが一般的となっている。しかし、遠音別バットレスを見たかったので、登るなら羅臼側から登ろうと決めていた。時間的にギリギリではあるが日帰り装備ならスピードを上げられるので、今回は羅臼からの日帰り山行に挑戦してみた。
現場でのルートファインディングに時間をかけられないので、事前に〇島さんから情報をお聞きして渡渉のプランを考える。渡渉は早い段階でしたほうが良いとのことだったので、緑栄橋分岐から少し入ったところですぐに渡渉する。 春苅古丹川の右岸は平坦で歩きやすく、春花川との出会いまで快調に進む。2回目の渡渉をして、 春苅古丹川と春花川の間に入り長靴をデポする。春花川の左岸を沢が感じられる距離で歩き、沢が完全に埋まった450mから春花川を詰めて900台地まで登る。ここまで来ると視界が開けて、山頂部や周囲の山々を見渡すことが出来る。スキーとザックを1000mでデポして、山頂まで一気に登る。山頂からは知床の山々と流氷に埋まったオホーツク海、太平洋側は国後島と遠く野付半島も見えた。考えてみると知床の主要な山で登っていなかったのは、遠音別岳だった。憧れのピークを踏んで、あとはスキーの走力を活かして一気に下山! とはいかず、ガリガリアイスバーンとの格闘となり、満身創痍の下山となった。

f:id:kac-yama:20200411235651j:plain日の出とともに出発

f:id:kac-yama:20200411235831j:plain春苅古丹川と春花川の出会い

f:id:kac-yama:20200411235814j:plain483沼と遠音別岳

f:id:kac-yama:20200411235756j:plain無名だけど立派な1275峰

f:id:kac-yama:20200411235743j:plain視界が開ける

f:id:kac-yama:20200411235730j:plain海別岳とラサウヌプリ

f:id:kac-yama:20200411235718j:plain遠音別バットレス

f:id:kac-yama:20200411235704j:plain知床主稜線

 

チトカニウシ山  1,446m

チトカニウシ山 (1,446m)

◯日時・天候

3/7(土) 晴れ

 ◯メンバー

O庭、N野

 ◯コースタイム

北見峠駐車場(8:30)→反射板(9:00)→Co1,258(10:00)→山頂(11:00)→反射板(12:00)→下山(12:30)

登り 2時間半 下り 1時間半

 ◯所感

アイヌ民族の伝説では大雪山(旭岳)より標高が高く、神聖な山となっていたらしい…チトカニウシ山に行ってきました。駐車場から歩き始めると、既に先発隊のトレースがついており有難く頂戴する。先発隊はジグを切らない主義らしく全て直登で、O庭くんは燃えているようでした。抜けるような青空で、気持ち良く高度を上げて行きます。山頂直下はクラストしておらず、シールで最後まで登れました。山頂からの景色は、さすが伝説になるだけの事はあるな!という感じでした。O庭くん特製の原液から作るホットカルピスを頂き、暖まったところで下山開始。雪質は少々重く、雪合戦には最適な雪と言った感じでした。もう春山に移り変わり、お別れの季節なのだと少し切なくなりました。無事に下山し、生田原のノースキングにて、今まで貯めてきたスタンプカードで入浴。思い残す事は無いと、スッキリとした気分で帰宅しました。(記:N野)

f:id:mu2ko:20200312114227j:plain

f:id:mu2ko:20200312114242j:plain

f:id:mu2ko:20200312114254j:plain

f:id:mu2ko:20200312114724j:plain

 

f:id:mu2ko:20200312114659j:plain

f:id:mu2ko:20200312114712j:plain

f:id:mu2ko:20200312114735j:plain

山頂コーラ💛

 

有明山 1635m

有明山(1,635m)

◯日時・天候

3/4(水) 晴れ

 ◯メンバー

T橋(K)、O島、N野、会員外1名の計4名

◯コースタイム

北見峠カーブ駐車場(8:00)→Co715渡渉(9:00)→尾根取りつき→Co1,488 (11:00)→有明山山頂 (12:00)→北斜面滑降→Co1,574 (15:00)→下山(16:00)

登り 4時間 下り 4時間(登り返し含め)

 ◯所感

突然のお願いにも関わらず、有明山の山行に参加させて頂きました。始めは林道歩きで、渡渉後に北尾根に取り付いて高度を上げていきます。さらさらの雪質でシールが効きづらく、自分は登りで後ろに滑ってしまい苦戦しました。山頂まで着くと、ピーカン晴れで爽快な景色でした。その後は山頂の北斜面を滑走し、登り返して下山予定だと軽く考えていました。滑降はなんとかクリアし、登り返しでN野はシートラ中に鼻まで雪に埋れてしまい、絶望の蟻地獄を味わいました。本当に辛かったです。K子さんにスキーを持ってもらい、O島さんに先導してもらって、やっとの思いで尾根に帰ってきました。そこからは樹林帯の良い雪質の中を滑り、下山しました。私自身は不甲斐ない結果となりましたが、山行自体は天気や雪質も良く、非常に充実したものでした。(記:N野)

f:id:mu2ko:20200311175451j:plain

f:id:mu2ko:20200311175644j:plain

後ろのチトカニやらが綺麗

f:id:mu2ko:20200311175800j:plain

後ろは天塩

f:id:mu2ko:20200311175833j:plain

山頂方向も天気が良い!

f:id:mu2ko:20200311175919j:plain

ニセカウ・アンギラス・平山

f:id:mu2ko:20200311175944j:plain

絵になります。

f:id:mu2ko:20200311180007j:plain

屏風

f:id:mu2ko:20200311180022j:plain

支湧別

f:id:mu2ko:20200311180046j:plain

f:id:mu2ko:20200311180058j:plain

 

能取岬 アイスクライミング

■日時・天候・メンバー
2020年2月29日(土)天候 晴れ
メンバー O島、T谷、O関

2020年3月1日(日)天候 曇りのち雪
メンバー K村、T地、Y本、O智、Mーク、O関、他1名

■所感
<2月29日>
能取には何回も来ているのに、クジラの滝より岬側には行ったことがなかった。地図と滝の写真を片手にハヤブサの滝まで歩いてみる。どの滝も自分の実力ではリードは難しそうである。
唯一できそうなのはトッカリくらいか。
午前中は氷の状態が一番良さそうなハヤブサで練習する。ほぼ垂直なので3,4本で腕がパンパンになる。帰りはトッカリをリードで登り、そのままトップアウトで撤収。初心者にはちょうど良い斜度で優しい滝だった。上部は氷がないので、木登りではい上がりました(^^)

f:id:mu2ko:20200310172421j:plain

f:id:mu2ko:20200310172656j:plain

f:id:mu2ko:20200310172434j:plain

f:id:mu2ko:20200310172720j:plain

f:id:mu2ko:20200310172445j:plain

 

f:id:mu2ko:20200310172732j:plain

トッカリ?と思われる滝


<3月1日>
O智さん、K藤さんの2トップにリードして頂き、3本柱→オジロ→オオワシハヤブサと次々に登らせてもらう。1日で登りたかった滝を一気に消化できたので感謝の言葉しかない。ありがとうございますm(_ _)m
その後、お二人はオコジョも登っていました。努力を続ければ、いつかは自分もこのレベルに到達するのだろうか? サラリーマン・クライマーなのでコツコツ継続して頑張ろうと思う。
帰り道、Mークが松山千春を車で流していた。北海道を感じるとのことで気に入っているそうです。カラオケでも歌うとこのと。もう立派な道民ですね(^^) 記:O関

 

f:id:mu2ko:20200310172917j:plain

3本柱 合体して2本柱です😀

f:id:mu2ko:20200310172947j:plain

攻めるマーク

f:id:mu2ko:20200310173212j:plain

オオワシ

f:id:mu2ko:20200310173247j:plain

オジロ 中段のカリフラワーが気になる🙄

f:id:mu2ko:20200310173548j:plain

ハヤブサ

f:id:mu2ko:20200310173614j:plain

 

天幕山 1052.4m

■日時
2020年2月24日(月)

■天候
晴れ 時々雪

■メンバー
O島、O関、N野、O庭、他1


■タイム シビナイ林道入り口8:40→送電線9:40→C858 10:40→11:40山頂12:00→北面滑降・登り返し12:40→14:50下山


■ルート概要
・登山ルート取付には例年は行われていた除雪が無かったため、中越駐車帯に駐車し、徒歩にて取付まで移動し入山した。
・歩き始めてすぐに石北本線の踏切があり、注意して入山した。
・コースは全長約3kmで、最初1km程度の急登後は、なだらかに続く尾根をひたすら登り、山頂までアプローチした。
・山頂に到着した時点で時間的に余裕があったため、北側斜面を滑り降りたのち、登り返して下山開始した。
・下山時にはスノーシューで歩く男女二人組に遭遇した。
・尾根がとてもなだらかであったため、下山時にも緩やかな上り坂があり、シールを付けた人もいた。

■所感
・天候が非常によく、気持ちのよい山行であった。ビギナーズラック!
・今年度中の山スキーデビューを目標にスキーを始め、専らゲレンデで練習して臨んだが、初の未圧雪斜面滑走に終始怯えてしまい、課題の残る山行であった。気合が入っていたが慣れない雪山にバテ気味であったのが残念です。
・雪の中、天然林を歩くこと自体新鮮で、とても楽しめた。あとは爽快に滑れるようになるだけ!
・滑走だけでなく、歩行や転倒時にもスキーの扱いがまだおぼつかなかった。紋別で練習しておきます。(記:O庭)

f:id:mu2ko:20200311173750j:plain

山スキーで初ラッセル!

f:id:mu2ko:20200311173823j:plain

気合入ってます!

f:id:mu2ko:20200311173849j:plain

ずっと曇っていたのに

f:id:mu2ko:20200311174110j:plain

山頂に着くころ晴れた!

f:id:mu2ko:20200311174138j:plain

 

f:id:mu2ko:20200311174354j:plain

f:id:mu2ko:20200311174409j:plain

北面を滑って

f:id:mu2ko:20200311174431j:plain

登り返すところ

f:id:mu2ko:20200311174510j:plain

下山にむかう頃には雪に



f:id:mu2ko:20200311174531j:plain

スキー1本捜索中

f:id:mu2ko:20200311174725j:plain












裏辺計礼山、辺計礼山、奥春別山

2020年2月23日(日) 天候 晴れのち吹雪

T橋、O関、O島、他1


裏辺計礼山 606m 弟子屈町
辺計礼山 732.8m

辺計礼山林道ゲート付近 7:55→10:05 裏辺計礼山→10:55 辺計礼山 11:15→滑走ポイント 11:20 → 11:40下山P

3連休の中日なのに天気がイマイチなので登れそうなヤブ山へ。当日の天気予報は14時から急速に吹雪になる予報。午前中に登れるよう北見を5時半に出発。春見台横の二重線の林道入り口は、除雪された雪が盛られていて断念。 辺計礼山登山口の最終人家のちょうど邪魔にならなそうなスペースに2台駐車できた。
ここでO関さんが兼用靴を忘れるというビックな忘れ物が発覚。私も数年前、美羅尾山のスキー場登る時にスキーシール忘れてハンドタオルとスキーアイゼンで登ったっけ。
ヤブ山低山だからと気を抜いてはいけない。
奇跡が起こった。
同行者の方が新品未使用の兼用靴と、ダクトテープだらけの使いこなした兼用靴と2足持っていて、サイズが一緒!
しかもお借りした古いほうはO関さんの兼用靴と同じモデルのモデルチェンジ前のもの。なんの違和感もなく自分の物のように自然なO関さん。逆に新品の靴で、靴を貸してくれた方が足が痛いと言っていた(笑)
O関さんの今年の運はペケレで使ったと思っていいでしょう。

辺計礼山はぐるっと鹿柵におおわれている。たまたま数日前に辺計礼に行こうとして時間切れで途中でやめたO関さんのトレースがまだ残っており、 ゲートがあったとガイドしてくれて柵をよじ登らずにすんだ。 ペケレをぐるっとまわりこむように造林帯をゆるゆる登り、南西の沢をつめていき、最後の100mの急斜面を登るとひらけた裏ペケレ山頂。曇り空ながら阿寒方面や目の前のい育留蘂山塊、眺めが素晴らしい。
辺計礼山へは特に苦労もなく着いて、南西の開けた沢の滑りを楽しむ。一瞬だったけど楽しかった。O関さんの下見が生きてナイスガイドでした。

f:id:mu2ko:20200312152332j:plain

積雪も少なくゲートが開いた!

f:id:mu2ko:20200312152412j:plain

裏ペケレへ最後の登り

f:id:mu2ko:20200312152437j:plain

雄阿寒

f:id:mu2ko:20200312152456j:plain

イクルシベ山塊

f:id:mu2ko:20200312153010j:plain

あくまでもオマケの辺計礼山

f:id:mu2ko:20200312153037j:plain

笹出てるけど見た目より滑って楽しい南西の沢


奥春別山 476m
標高点223付近P 12:15→13:15取りつき→13:40山頂13:50→14:10林道→14:55P

午後から荒れる予報だけどまだ平和で、午前中だったのですぐ近くのもう1山へ。
標高点223の十字路からスタート。荒れだす前にと林道歩きを急ぐ。奥春別川林道より山頂から南西に伸びる尾根にとりつく。山頂は針葉樹に囲まれており特になにもない。少し下のほうが屈斜路湖方面の眺めが良い。山頂で滑走準備をしていると急に吹雪になった。ちょうど予報の14時ころ。急いで下山しました。(記:O島)

f:id:mu2ko:20200312153257j:plain

こちらも山頂は開けてる

f:id:mu2ko:20200312153314j:plain

下山準備してたら天候が急変

f:id:mu2ko:20200312153331j:plain

吹雪です

f:id:mu2ko:20200312153349j:plain

予報通り天候が悪化。低山チョイスして良かった。