北見山岳会/KAC kitami alpine-club

北海道北見市に本部を持つ山岳会のブログです。https://www.facebook.com/KitamiAlpineClub

赤岳(2078.5m)、白雲岳(2230.1m)

メンバー:〇橋、〇関、〇島

2018年7月14日(土) 天候 霧雨のち曇り時々晴れ
銀泉台P7:40→10:20赤岳山頂10:30→11:00小泉岳→12:30北海岳・白雲岳分岐→11:50白雲岳山頂12:05→13:00白雲小屋テン場
白雲小屋テン場 13:45→15:30平が岳→ 17:10白雲小屋テン場

7月15日(日) 天候雨
白雲小屋6:00→ 8:30銀泉台P

三連休の中日が朝から雨予報で、しかもお昼頃大雨の予報・・・ せっかくテント泊の用意をしてきたので、雨でも下山に不安がないような山ということで赤岳に変更。
連日の雨のせいなのか、こんなに美しいコマクサは初めて。小泉岳くらいまで天国のようなお花畑が続く。

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コマクサ平の群落

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コマクサ   恵みの雨、生き生きしてます(^^)

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エゾコザクラ

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イワヒゲ

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コケモモ、チングルマ

 

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赤岳山頂に着くと、急速に晴れてくる

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小泉岳から白雲へ

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白雲山頂  雲に浮かぶ旭岳、ゼブラも少し見えました。


白雲小屋から高根が原の間も、シナノキンバイゾーン、ウルップゾーン、キバナシオガマゾーンなど お花の楽園だった。翌日は朝から雨予報なのに白雲小屋にはたくさんの人、テントも15~20張り。ツアーの大きな8人用のテントも。

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白雲小屋へ

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シナノキンバイと緑岳

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高根ヶ原 雲間からトムラウシも見える

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ウルップソウ


雨は翌朝から降り始めの予報だったが、夜中から降り始める。短時間で下山できるテン場にして良かった。花の時期の大雪は本当に素晴らしいと改めて実感しました!

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大雨の中、撤収!

(記:〇島)

岩訓練 ゲレンデ

7月14日(土曜日) 晴れ時々曇り

メンバー 〇代、〇越、〇井、〇藤

先週、能取では何とか登れた気がしたけれど、このゲレンデでは、ちっとも登れない。「カワウソ」で頑張って、50cmくらい。あとは、這い上がれずもがいていたら、メンバーがロープで上の方まで、引き上げてくれた。
「ぬりかべ」は日陰で、この日は湿度が高く、岩の表面で空気が冷やされて、水滴が付着している。何度も手が滑って、宙吊りになってしまう。

岩登りの実際の難しさを体験して、心が折れそうになったけど、メンバーから助言や励ましの御言葉をいただいたので、気を取り直して、またトレーニングしようと思った。

ここはダニが多く、ライム病やSFTS等の感染症が気になるところ。対策として、虫除けスプレー、ミントスプレーを使用して、蚊取り線香を焚いてみた。結果として、ブヨには刺されたけど、体に付いたり、持ち帰ったダニには見当たらなかった。対策は何でも、やらないよりやった方が、精神安定上、良いと思った。

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知床連山 縦走

2018年7月14日(土) 天候 濃霧霧雨→曇りのち晴れ
メンバー 〇本、〇地
駐車場5:50→硫黄山分岐8:50→知円別岳分岐9:50→南岳10:40〜45→オッカバケ岳11:45〜50→サシルイ岳分岐12:40〜50→羅臼平13:40→木下小屋15:50

北見を3時に出発。途中から濃霧で視界は100mくらい、斜里町に入ると霧雨も降る。もうやる気は失せたが、せっかく早起きしたので登山口まで行ってみる。上は雲海であることを願って、まずは硫黄山まで行くこととする。
願った通りの雲海だったが、山の上の天気は曇り。時間が経つにつれどんどん青空が広がってきたので予定通り縦走することにする。

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思った以上に縦走コースはアップダウンを繰り返して長い。二ッ池には蚊が多く肩や腕を刺される。知床スミレは、あまり花を咲かせていなかったが、他の高山植物は盛りで綺麗だった。

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知床スミレ

 

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昨日はサシルイと三ッ峰の間の登山道に親子熊がずっと居座り通れなかったらしい。
この日は山中では熊は見かけなかった。もし昨日だったらサシルイ過ぎたあたりからまたカムイワッカへ下山しなくてはならなかったのだろう。
今回はスタートが遅かったので、硫黄山羅臼岳には登りませんでした。私にはこの10時間が限界。足の裏がヒリヒリするし、頭もボーッとしていました。

(記 〇地)

雌阿寒岳 1499m

登山日2018年6月30日。出発7:15山頂9:40~10:10剣ヶ峰10:55~11:10下山12:50。参加者。〇橋・〇口。

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深田久弥は1959年夏雌阿寒岳を目指して阿寒湖温泉に来ましたが、ちょうど噴火が始まっていて登山禁止に成っていた為に湖畔コースを少し登り帰られたようです。『日本百名山』の後記に書いて有りますように、自分の足で多くの山に登りそのなかから百の山を選ばれ、登っていない山は除外したと書いています。ゆえに雌阿寒岳百名山では無い。実際に登られた雄阿寒岳百名山と思います。でも多くの人が雌阿寒岳百名山と誤解して登っています、嘆かわしい限りです。又ツアー登山者は時間が無いので、短時間で登れる野中温泉コースを登っています。真に百名山を目指すなら久弥の歩かれたコースを登るのが本来の姿と思います。最近の風潮は嘆かわしい限りです。今日は久弥が登ろうとした阿寒湖湖畔コースを登って見ました。剣ヶ峰にも寄り道しました。メアカンキンバイは沢山綺麗に咲いていました、メアカンフスマは未だ僅かしか咲いていませんが此からが楽しみです。火山らしさを味わうなら湖畔コースがお勧めです。

ウェンシリ岳(1142.3m)~ポロナイポ岳(1110m (1093m))

2018年6月30日(土) 天候 晴れ

メンバー:〇島、他1

ウェンシリ岳(1142.3m)~ポロナイポ岳(1110m (1093m))
西興部村~下川町

8:20 キャンプ場登山口→10:50 ウェンシリ岳 10:55→
10:55 分岐→11:50 ポロナイポ岳 12:25→13:10 ウェンシリ岳 13:20→
15:10 登山口

この日は暑くて準備をしている段階で汗をかく。キャンプ場から急登で尾根に取りつく
。C630位でちょっと岩稜歩きのような雰囲気になるが、しばらく歩くと岩はなくなる。

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登山口

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岩場

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ウエンシリ山頂から、北尾根ルートへ少し下るとポロナイポ方面への分岐。踏み跡程度だと聞いていて藪漕ぎを覚悟していたら、綺麗に笹狩りされていた!
両サイドの笹の高さは道北らしく高い。この高さの笹を漕いでいたら途中で心が折れたかもしれない。足元の笹の根元が残っている感じを見ると、すぐに笹が伸びそうな感じ。

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ポロナイポへの登山道、笹狩りされてる!


藪刈りが終わったC1115の山がポロナイポらしい。ポロナイポに看板があった写真をみていたが見当たらない。もしかして標高点のある1093の岩ポコがそうなのかと少し藪漕ぎして降りてみたが、踏み跡もないのでやめた。
ポロナイポに行くなら、今が行きやすくておすすめかも。

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ポロナイポ山頂?

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ウエンシリ南西から

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ウエンシリ山頂


下山後、氷のトンネルを見に行きたました。15分ほど歩いて左岸の支流の出口がそれらしかったので写真を撮って戻ったが、帰宅後氷のトンネルを検索するともっと大きな沢だった。もう少し上流まで歩かなければいけなかったみたい。
私がみたのはプチ氷のトンネルでした。また機会みつけて行きたいものです。

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氷のトンネル勘違い (^^;)

(記:〇島)

赤岳 2078m

■日時・天候
2018年6月23日(土) 天候 概ね晴れ
■メンバー
〇関 単独
■タイム
銀泉台(8:30)→コマクサ平(10:00)→赤岳山頂(11:15)→銀泉台線(14:30)→駐車場(15:00)
登り:2時間45分 下り:3時間15分(登り返し含む)

■所感
滑り納めをするため赤岳に行ってきました。登山口から残雪があるためスキーに乗りたくなりますが、すぐに雪が切れるだろうと思い、グッとこらえてシートラする。

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登山口、まだ雪が残ってます

 

予想通り第1雪渓が見えるところまで上がると登山道が出てくる。ここから山頂まで雪渓以外は登山道が出ていたため、ずっとシートラして上まで登りました。

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第1雪渓、残雪たっぷりです(^^)

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登山道は雪どけ水で川になっているところもあります。

 

コマクサ平にはカメラマンの方がちらほら、ウスバキチョウ(蝶)の写真を撮ってるのかな? まだコマクサは咲いていませんでしが、シャクナゲは見頃でした。第4雪渓まで登ったらスキーをデポ、せっかくなので山頂まで行くも、強風のため写真だけ撮って早々に下山しました。

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コマクサ平

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第3雪渓

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第4雪渓

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山頂はカサカサでした

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強風だったので写真だけ撮って下山


お楽しみのスキー、雪質は板が良く走り良い感じ(^^) 第2,4雪渓は短いけど、第1,3雪渓はそこそこ長く滑れました。第1雪渓は林道まで繋がっていたので、林道まで滑ってスキーをデポ。駐車場まで歩いて戻り、帰りにスキーを回収しました。
雪の状態を見る限り、来週も滑れそうでした。第1雪渓ならすぐに滑れるので、ここで遊ぶのも良さそうです。

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第1雪渓、林道まで滑れます。 

知床連山 縦走

■日時・天候
2018年6月17日 天候 晴れ
■メンバー
〇島、〇関、会員外1名
■タイム
駐車場(4:30)→登山口(4:50)→雪渓(6:45)→硫黄山山頂(8:40)→知円別岳(10:20)→南岳山頂(11:10)→二ッ池(12:00)→オッカバケ岳(12:30)→サシルイ岳山頂(14:00)→三ッ峰(15:00)→羅臼平(15:20)→木下小屋(17:30)
行動時間:13時間


3時に起床して支度をしていると、どんどん空が明るくなってくる。急いで硫黄山の登山口へ向かいました。

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黄山登山口


登山道は明瞭なので迷う心配はなく、雪渓も山頂直下まで繋がっていました。

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アイゼンを履いてサクサク登る。雪渓の上は涼しくて快適です。

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雪渓から尾根に上がると、山頂は目の前です!

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緊張のトラバース(><)

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山頂からは遠く羅臼岳まで続く縦走路がバッチリ見える。羅臼岳がはるか遠くに見えるため、無事にたどり着けるのか少し不安になる。

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黄山山頂 本当に今日は良い天気です。 

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羅臼岳、遠いです(^^;


黄山から知円別までは急勾配が続くため、この区間は気を抜けないですが、それ以降は危険箇所のない尾根歩きでした。

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コルに降りる

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コルから見る 硫黄山

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黄山~知円別岳の稜線

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ロウソク岩?

ハイマツは少しうるさいですが、漕ぐようなところは無かったです。アップダウンを繰り返す厳しい縦走ですが、次々に現れる絶景に癒されます。

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南岳山頂  オッカバケ岳とサシルイ岳

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二つ池 癒しスポット♪

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オッカバケ岳から硫黄山を振り返る。ようやく折り返し地点です。

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サシルイ岳はけっこう登らされます。

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サシルイ岳は山頂の標識ありました!

 

何とかサシルイまで来ると、羅臼岳がドーンと目の前に現れる。さぁ登ってみろ!と言わんばかりである。しかし、羅臼岳のピークを踏むとなると、下山は19時頃になるため今回はスルーしました。

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三つ峰の間から羅臼岳が顔を出してます

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下りは大沢の状態が心配でしたが、雪がびっしりと残っていたため、楽して下山できました。


以前から挑戦したかった知床縦走、天気に恵まれ素晴らしい山行となりました。夏至の時期を利用することで、日帰りでも余裕をもって行動できました。今回は硫黄→羅臼でしたので、次回は羅臼→硫黄も歩いてみたいと思います(^^)