北見山岳会/KAC kitami alpine-club

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雌阿寒岳 1499m

登山日2018年6月30日。出発7:15山頂9:40~10:10剣ヶ峰10:55~11:10下山12:50。参加者。〇橋・〇口。

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深田久弥は1959年夏雌阿寒岳を目指して阿寒湖温泉に来ましたが、ちょうど噴火が始まっていて登山禁止に成っていた為に湖畔コースを少し登り帰られたようです。『日本百名山』の後記に書いて有りますように、自分の足で多くの山に登りそのなかから百の山を選ばれ、登っていない山は除外したと書いています。ゆえに雌阿寒岳百名山では無い。実際に登られた雄阿寒岳百名山と思います。でも多くの人が雌阿寒岳百名山と誤解して登っています、嘆かわしい限りです。又ツアー登山者は時間が無いので、短時間で登れる野中温泉コースを登っています。真に百名山を目指すなら久弥の歩かれたコースを登るのが本来の姿と思います。最近の風潮は嘆かわしい限りです。今日は久弥が登ろうとした阿寒湖湖畔コースを登って見ました。剣ヶ峰にも寄り道しました。メアカンキンバイは沢山綺麗に咲いていました、メアカンフスマは未だ僅かしか咲いていませんが此からが楽しみです。火山らしさを味わうなら湖畔コースがお勧めです。

ウェンシリ岳(1142.3m)~ポロナイポ岳(1110m (1093m))

2018年6月30日(土) 天候 晴れ

メンバー:〇島、他1

ウェンシリ岳(1142.3m)~ポロナイポ岳(1110m (1093m))
西興部村~下川町

8:20 キャンプ場登山口→10:50 ウェンシリ岳 10:55→
10:55 分岐→11:50 ポロナイポ岳 12:25→13:10 ウェンシリ岳 13:20→
15:10 登山口

この日は暑くて準備をしている段階で汗をかく。キャンプ場から急登で尾根に取りつく
。C630位でちょっと岩稜歩きのような雰囲気になるが、しばらく歩くと岩はなくなる。

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登山口

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岩場

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ウエンシリ山頂から、北尾根ルートへ少し下るとポロナイポ方面への分岐。踏み跡程度だと聞いていて藪漕ぎを覚悟していたら、綺麗に笹狩りされていた!
両サイドの笹の高さは道北らしく高い。この高さの笹を漕いでいたら途中で心が折れたかもしれない。足元の笹の根元が残っている感じを見ると、すぐに笹が伸びそうな感じ。

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ポロナイポへの登山道、笹狩りされてる!


藪刈りが終わったC1115の山がポロナイポらしい。ポロナイポに看板があった写真をみていたが見当たらない。もしかして標高点のある1093の岩ポコがそうなのかと少し藪漕ぎして降りてみたが、踏み跡もないのでやめた。
ポロナイポに行くなら、今が行きやすくておすすめかも。

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ポロナイポ山頂?

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ウエンシリ南西から

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ウエンシリ山頂


下山後、氷のトンネルを見に行きたました。15分ほど歩いて左岸の支流の出口がそれらしかったので写真を撮って戻ったが、帰宅後氷のトンネルを検索するともっと大きな沢だった。もう少し上流まで歩かなければいけなかったみたい。
私がみたのはプチ氷のトンネルでした。また機会みつけて行きたいものです。

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氷のトンネル勘違い (^^;)

(記:〇島)

赤岳 2078m

■日時・天候
2018年6月23日(土) 天候 概ね晴れ
■メンバー
〇関 単独
■タイム
銀泉台(8:30)→コマクサ平(10:00)→赤岳山頂(11:15)→銀泉台線(14:30)→駐車場(15:00)
登り:2時間45分 下り:3時間15分(登り返し含む)

■所感
滑り納めをするため赤岳に行ってきました。登山口から残雪があるためスキーに乗りたくなりますが、すぐに雪が切れるだろうと思い、グッとこらえてシートラする。

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登山口、まだ雪が残ってます

 

予想通り第1雪渓が見えるところまで上がると登山道が出てくる。ここから山頂まで雪渓以外は登山道が出ていたため、ずっとシートラして上まで登りました。

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第1雪渓、残雪たっぷりです(^^)

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登山道は雪どけ水で川になっているところもあります。

 

コマクサ平にはカメラマンの方がちらほら、ウスバキチョウ(蝶)の写真を撮ってるのかな? まだコマクサは咲いていませんでしが、シャクナゲは見頃でした。第4雪渓まで登ったらスキーをデポ、せっかくなので山頂まで行くも、強風のため写真だけ撮って早々に下山しました。

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コマクサ平

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第3雪渓

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第4雪渓

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山頂はカサカサでした

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強風だったので写真だけ撮って下山


お楽しみのスキー、雪質は板が良く走り良い感じ(^^) 第2,4雪渓は短いけど、第1,3雪渓はそこそこ長く滑れました。第1雪渓は林道まで繋がっていたので、林道まで滑ってスキーをデポ。駐車場まで歩いて戻り、帰りにスキーを回収しました。
雪の状態を見る限り、来週も滑れそうでした。第1雪渓ならすぐに滑れるので、ここで遊ぶのも良さそうです。

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第1雪渓、林道まで滑れます。 

知床連山 縦走

■日時・天候
2018年6月17日 天候 晴れ
■メンバー
〇島、〇関、会員外1名
■タイム
駐車場(4:30)→登山口(4:50)→雪渓(6:45)→硫黄山山頂(8:40)→知円別岳(10:20)→南岳山頂(11:10)→二ッ池(12:00)→オッカバケ岳(12:30)→サシルイ岳山頂(14:00)→三ッ峰(15:00)→羅臼平(15:20)→木下小屋(17:30)
行動時間:13時間


3時に起床して支度をしていると、どんどん空が明るくなってくる。急いで硫黄山の登山口へ向かいました。

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黄山登山口


登山道は明瞭なので迷う心配はなく、雪渓も山頂直下まで繋がっていました。

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アイゼンを履いてサクサク登る。雪渓の上は涼しくて快適です。

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雪渓から尾根に上がると、山頂は目の前です!

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緊張のトラバース(><)

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山頂からは遠く羅臼岳まで続く縦走路がバッチリ見える。羅臼岳がはるか遠くに見えるため、無事にたどり着けるのか少し不安になる。

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黄山山頂 本当に今日は良い天気です。 

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羅臼岳、遠いです(^^;


黄山から知円別までは急勾配が続くため、この区間は気を抜けないですが、それ以降は危険箇所のない尾根歩きでした。

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コルに降りる

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コルから見る 硫黄山

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黄山~知円別岳の稜線

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ロウソク岩?

ハイマツは少しうるさいですが、漕ぐようなところは無かったです。アップダウンを繰り返す厳しい縦走ですが、次々に現れる絶景に癒されます。

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南岳山頂  オッカバケ岳とサシルイ岳

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二つ池 癒しスポット♪

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オッカバケ岳から硫黄山を振り返る。ようやく折り返し地点です。

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サシルイ岳はけっこう登らされます。

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サシルイ岳は山頂の標識ありました!

 

何とかサシルイまで来ると、羅臼岳がドーンと目の前に現れる。さぁ登ってみろ!と言わんばかりである。しかし、羅臼岳のピークを踏むとなると、下山は19時頃になるため今回はスルーしました。

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三つ峰の間から羅臼岳が顔を出してます

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下りは大沢の状態が心配でしたが、雪がびっしりと残っていたため、楽して下山できました。


以前から挑戦したかった知床縦走、天気に恵まれ素晴らしい山行となりました。夏至の時期を利用することで、日帰りでも余裕をもって行動できました。今回は硫黄→羅臼でしたので、次回は羅臼→硫黄も歩いてみたいと思います(^^)

利尻山 1719m

6月16日(土曜日) 天候 晴れ
利尻山(北峰) 鴛泊コース
メンバー 〇藤
コースタイム
北麓野営場(9:30)➡7合目(10:40)➡山頂(13:40~14:00)➡北麓野営場登山口(17:10)
登り時間 4時間10分、 下り時間 3時間10分

昨日まで雨が降り、今日は久しぶりの快晴。利尻山の上に、少しだけ雲が浮かんでいる。このタイミングで島に来れたことを心の中で感謝する。

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5月に、利尻島で熊の糞と足跡が発見されてから、今も島では熊騒動に揺れている。最近になって、島の南側で熊が目撃されたらしい。106年前に島に渡ろうとした熊は、海を泳いでいる途中で人間に撲殺された。今回の熊さんはやっとの思いで島へ上陸できたから、ひっそり生き延びてほしいな。遇いたくはないけど。

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前日の宗谷地方は、雨で肌寒い天候だったけど、この日は無風で暑い。寒暖の差に身体がついていけない。喉は乾くし、身体は重く感じる。ゼリー飲料を飲んで脱水予防。

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7合目を過ぎると、2日前に降った大量の雪が積もっている。登山道は、道幅で泥の小川が流れている。さらに上はザクザクの雪で足元が悪く歩きずらい。計画通りに山頂までたどり着き、帰りのフェリーの時間までに下山できる気がしない。

今回はお花の種類も数も少なめ。またお花のピーク時に沓形方面から調査したい。

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ツバメオモト

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マイズルソウ

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エゾノハクサンイチゲ

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エゾエンゴサク

 

早朝から登り始めた多くの登山客らは下山を開始していて、北峰山頂に着いた時には、誰もおらず一人で周囲の絶景を楽しんだ。

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山頂の祠

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南峰

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高度感あります

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下山中にも、寄り道してお花の写真を撮っていたら、気がつくと17時を過ぎていてとても慌たが、登山口までタクシーもすぐに来てくれたので、フェリー出発時間にぎりぎり間に合うことができた。危なかった。

大雪 高根ヶ原

■日時・天候
2018年6月11日(月) 天候 晴れのち曇り
■メンバー
〇橋、〇関
■タイム
高原温泉(9:45)→ヤンベ温泉(10:10)→1300m(10:20)→空沼付近(11:10)→高根ヶ原(12:15)→下山開始(13:30)→ヤンベ温泉(14:30)→下山(15:00)
登り:2時間30分 下り:1時間30分

■所感
高原温泉から高根ヶ原に登って夏スキーをしてきました。残雪で夏道が分かりずらいですが、ピンクテープがあったのでそれを使わせてもらう。ヤンベ温泉までの湿地では、あちこちで水芭蕉が咲いている。30分ほど歩くと今日の核心部 ヤンベ川に到着。雪どけで増水した川に丸太がかけてあるだけなのでけっこう危険です。間違って落ちたら、激流に流されて終わりですね・・・橋を前にしてビビっていると、〇橋さん躊躇なく渡り始める。さすがです(^^;) 万が一にも落ちたくないので、丸太をまたいでズリズリと進みました。
なんとか川を渡り、1300mまで上がったところでスキーを装着。ここから高根ヶ原まで雪は繋がっていました。高根ヶ原に上がると、カラカラの大地でまだ花は咲いてなさそう。でも足元をよく見るとミネズオウが咲き始めていました。7月になったら花を見にまた来たいですね(^^)
下りはほど良く斜度もあり、思っていたよりも長い距離を滑れました。昨日の緑岳はシートラした時間の割にあまり滑れなかったので、高根ヶ原の方がシートラのコスパ(?)は良かったです。 <記:〇関>

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高原温泉から登ります、今日もいい天気です(^^)

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水芭蕉は見ごろでした

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ヤンベ川、例の丸太・・・ 激流です(^^;) コワイデス

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1300mからスキーを履いて新緑の森を歩きます。空気がおいしい。

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緑岳と白雲

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三笠新道の沢から高根ヶ原に上がりました。空沼が見えます。

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緑岳 2019m ~ 小白雲岳 1966m

2018年6月10日(日) 天候 快晴

メンバー:〇橋、〇関、〇島、他1

高原温泉P(1231C)9:35→第一花園スキー装着10:20→再びシートラで登山道11:15→12:30C1970シーデポ→12:50緑岳山頂13:00→14:05小白雲岳最高点14:20→15:15緑岳山頂→15:20シーデポ地点→15:35雪渓最上部15:55→16:40登山道合流→17:45下山

高原温泉のオープン日という事で、念のため開通時間を調べると、上川町HPに9時半とあったので、のんびり出発の計画。ところが当日、ユニ石に超早朝に向かっている〇地さんが「高原温泉のゲート開いてるよ!」とメールをくれていたが、起きたのは6時過ぎ。9時過ぎに高原温泉に到着すると、ヒグマセンターには20台位の車が停まっていて完全に出遅れた感・・・。
足元は全員長靴。最初の急登の雪渓は、私のみスリップしたのでアイゼンを装着した。登り切って雪が出てきたところでスキーを履く。今回の目的のエイコの沢の雪渓が見えてくる。地形図でみるよりかなり急そう。登山道から見て「あの岩を目印に滑ればいいね」なんてさらっと確認したのが後で後悔する事になる。予定通り登りはシートラで登山道から。山頂直下の一番雪渓に近いカーブにスキーとブーツをデポし快晴の緑の山頂へ。〇関さんが「白雲に登って、しましまを見たい!」と言い出す。「今日は出発時間遅いから白雲まで行ったら下山すごく遅くなっちゃうよ」と行く気のない私と〇橋さんだったが、〇橋さんが「ぽん白雲は?白雲より時間かからないかも」と提案。確かに残雪のある時期しか行けないので、小白雲に決定。
ここから見るゼブラもかなり良かった。目的のエイコの沢左又の雪渓は、かなり急斜面でビビる。目印にしていた岩が上からだと見えない。先行者2本のラインがかなり途中で滑るのをやめていたので、ビビった私たちも少し先まで滑って藪漕ぎして登山道へ戻ったが、あとから見ると滑れる斜面の半分も滑ってなかった。長い時間シートラしたのに・・・
現場の下までいってちゃんと確認すればよかった。反省。でも天気の良い日に初めてのピークも行けてゼブラもきれいで楽しかった。エイコの右又も良さそうだったので、またこの時期に担いで緑へ行こうかと思う。(記:〇島)

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高原温泉から、しばらくシートラで登ります

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石狩連山 良い天気です♪

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緑岳が見えてきました!

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お目当ての斜面 エイコの沢、急登なので夏道から登ります

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緑岳山頂、来年(2019年)は標高年です

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エイコの沢、右又 ここも滑ったら楽しそう

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残雪をつないで小白雲へ しましま見えるかな?

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クラックです、試されます(^^)

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小白雲 山頂、わーい

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後旭としましまー (^^)

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緑岳に戻ってエイコの沢、急斜面に一同ビビる

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